Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

2007-07-08 | Weblog
古い友達から、おとつい、転居の葉書が届いた。
もう既に結婚して、子供を二人もうけ、幸せに暮らしているらしい。
(おめでとう)

家庭を持つ。
家族を持つ。
子供をもうける。
地球に一人、人口を増やす。
血の繋がっていない人間を、家族にする。
愛し、労り、思う。
見届ける。

なんか、すごいことだと思う。
しごく単純に、かなりシンプルに
すごいことだ。

人を育て、社会に送り出す。
出来るだけ、思いやりを持った人になってほしいと
願いながら。努力しながら。
同時に親も育つのだろう。
髪振り乱して、育てていくのだろう。

その子も、そのまた子も、繰り返す作業。
地球規模の作業。
責任が伴う。

成し遂げた人達は、きっと輝いている。
どんな人でも、光をまとっているんじゃないか。
親達って、すごいよな。

僕らも、そうなれるよう祈る。
命がひとつ、地球上に現れる。
すごい仕事だね。

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2007-07-08 | Weblog
皺になった君への手紙は、まだポケットの中。
潮風が珍しくこの街まで届くので、また少し、揺れてしまったんだ。

洗濯する前に、ポケット、ちゃんとチェックしなくちゃな。



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夕暮れ

2007-07-08 | Weblog
この道は正しいだろうか
絵に描いた様な部屋に、住んでるのだろうか
 
夜の景色は行き詰まっている
朝の景色は別世界
昼の景色は、何となく哀しい

まだなんだな

そのようだから、僕はもう一人の僕と心ゆくまで闘うのだ
もう一人の僕は、意外にしぶといのかもしれない

夕暮れの景色に、君を探す

紅すぎる夕暮れは、あまり好きではない
もう一人の僕まで、君を探してしまうからさ



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言う

2007-07-08 | Weblog
置いていかないでほしい。
夜だけに、言っている。

分析しないでほしい。
僕は僕に言っている。

正直なことを言うのは、かまわない。
僕の声は、そう毒にはならない。
罪を感じるから、この夜に放らなければ
僕は眠れないのだ。

どこに行ったって同じじゃないか。
同じこと繰り返すのは、利口ではない。
利口になりたいわけではないが、品性の問題もある。
この夜は、どこまでも、ぐうたらしている。

言い訳を聞いてほしい。
いつかの君に言っている。

言い訳なんて言うものじゃない。
たった今の僕に、警告する。

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思い出

2007-07-08 | Weblog
まだだ。
何もかもが、まだなんだ。

傍から、人々がいなくなる。
皆、言葉は残さずにある日、ふと、ゆっくりと。

僕は、彼らと何を話したろう。
話すことがあっただろうか。
あったのだろうが、話していなかった。
話す前に、忽然と、まだ続いていくと思っていた風景が
ろくに音もたてずに、夜に消えていった。
もしかしたら、光にかもしれない。

彼らは、僕にとって。

明日は来る。昨日は、もうない。
今日は、僕の体の中。

前を見ようとして、目を伏せる。
まだ、何かを残している。
僕の中に、ゆっくりと流れる霧が、
草の生えた原で揚々と渦巻いている。

どうしたっていうんだ。
まだらしいんだ。ここにはまだ、残っている。
揚々と流れる、細かい霧が。

足下に、いつかの思い出が。

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