綿

ずっと雨の気配
恵みの

ずっと雲の上
ふわふわ

ずっと聴こえる
鈴の綿帽子

ずっと
ずっとと
願うことは
許されるのか

問い掛ける
草影の野の花
ずっと咲いている







*

白いオルゴール

９月３０日、金曜日。
午前２時３５分。
曇りかな、星空かな？


窓を開けて
雲間が結構あって
でも星が見えないなぁ…と思っていたら
目が慣れてきたのか
星が幾つも見えました。


綺麗だなぁ…と見惚れていたら
雲がだんだんと出てきて
星が見えなくなってしまった所で窓を閉めて
今に至ります。
夜風がそよそよと気持ち良かったです。


あんまり風が気持ち良いものだから
外へ出て
濡れ縁に腰をおろして
ずっと星空を眺めたり
風に吹かれたりしていたいなぁ、と思ったけど
睡眠を取らねばならないのです。




…と書いていて
見事に眠ってしまった僕の瞼(脳ミソかな？)…
目覚めたら外は明るく
あと１５分で８時という所です。


夢を見ていました。
“乙女の祈り”
という曲の右手が難しいのだと
オクターブを押さえるのは大変なのだと
誰かに一生懸命説明している夢を。(何じゃそりゃ？)


子供の頃
バイエルまで習って
ピアノのレッスンは辞めてしまったので
ピアノを弾く能力が低い僕は
“乙女の祈り”を上手く弾けないのです。


なぜに“乙女の祈り”なのかはわからないけど
“私のお気に入り”や“月の光”など好きな曲は
数えきれないくらい弾いているのに
“乙女の祈り”は
あまり弾いたことがないのですよ。


“風のガーデン”
というドラマで天使のような男の子か
弾いていましたね。
ふと、思い出しました。


風に揺れるカーテンと
天使が弾く乙女の祈り、
花と緑が溢れている庭
季節になると咲いてくれる花
人も植物も
輝く命


イメージが蘇りました。
好きで観ていたドラマでした。
懐かしいです。^^



乙女の祈りは
あまり弾いたことがないのに
少しだけ思い出があります。


小さな頃、オルゴールがあったのです。
白いピアノの形のオルゴールで
姉の物だったのが
おさがりとして僕の物になったのだったかな？


ネジをギリギリと回して
時々、鳴らして
聴いていたっけ。



そうそう…懐かしいな。
思い出しました。
オルゴールは、２つ持っていました。


白い形の乙女の祈り
ピンクのスケルトンのお雛様…だったかな？


乙女の祈り、よっぽど
思い出深いのだなぁ。
音も、
鳴らしていた風景も
その時の気持ちも
しっかり覚えていますから…
とにかく、すごく懐かしいな。^^



最近は、
オルゴールを鳴らして遊ぶ子供さんって
いるのかな？
オルゴールを売られている風景はあまり観ないもの。
オルゴール文化が
続いていてくれると良いなぁ。



オルゴール、久しぶりに鳴らしたくなりました。
綺麗な
おしゃれなオルゴール
売っていたらほしいな。


ステキなメロディーのがあったら
姪っ子にプレゼントしたいです。
甥っ子でも良いけど、男の子だし
男の子ってオルゴールは好きなのかな、どうなのかな？
もしくは
自分自身に買いたいかもです。



今日は、ピアノ
弾けるかな？
少しでも弾けたら良いな。


気が付けば、曇り空です。
また雨かな？
恵みの、優しい雨だと良いな。^^

良い日を！







*

街の灯

時間に追われると
視界は狭まって
甘噛みの結界の中で
浮遊しているような感覚を
持て余す
こんな日は

遠回りして
街の灯を見に行った

思い出を、思い出すだけでいい
それだけでもいい
雨の日だって
晴れの日だって
いとし風景を
思い出すだけでいい






*

祈り

９月２９日、木曜日。
午前２時３７分。
曇り。


昨日は、また雨降りでした。
最近は
まるで梅雨のようですね。
また、夏が来るのではないかなんて
思ってしまいます。
本物の梅雨の頃より降っている気がするけどな。



…と、書いていたはずなのに
眠ってしまったようで(いつものことだけど)
目覚めたら
晴れた空になっています。
爽やかだけど、ちょっと暑いです。



昨晩は、珍しく眠れなかったけれど
今回は、自分でもビックリするくらい
気が付いたらグッスリでした。
なのに、まだ眠り足らないのか今は眠くて
また眠ってしまいそうです。(ρ.-)



昨日は、ピアノが弾きたくて弾きたくて
とにかく音を鳴らしたいという気持ちが強く湧いてきていたので
出掛ける前の支度中だったけど
髪を洗ってターバンのようにタオルを頭に巻いた状態で…m(_ _;)m


そんな格好で弾いて
音楽と曲とピアノに申し訳ないけれど
３曲だけだけど、ピアノを弾けました。(感謝)


弾く曲は、弾きたい曲を意識して選んで弾いたり
適当に開いたページを開いた所の曲を弾いたり
その時々でちがうのだけど
今回は、“私のお気に入り”を。



“月光”とか、さっきの曲とか
他にも
弾くだけで安心するという曲がいくつかあります。


僕にとっては
スペシャルチューン
スペシャルソング
です。


嬉しい時
哀しい時
どんな時でも弾いたら
あら不思議…
ホッとする安心する曲なのです。


あの安心感…手を合わすこと
祈ることに
似ているのかもしれないなと、思ったりします。


祈れば
願いが叶う
祈れば
哀しみがなくなる
祈れば
永遠が得られる


…と、思っているわけではないけれど
でも、やっぱり
そういう感覚はあるのかもしれません。



この時代に
この時代だからこそ
確信のないものを見つめていたい
そんな、やんわりとした
やんわりしているけど強く思っている
そんな自分がいるなと
よく思います。



…と分析しながら弾いているわけではないけど
なぜこんなに
好きな曲を弾いている時の自分が
あんなに安心するのかと探ってみたら
そんなことを思いました。


音楽は、祈りに似ている。
というか
祈りなのだなぁと。
そのものなのだな…って。



毎日、雑多な日常では
いろんなことがあるから
心が折れることもあるし
思い通りにいかないこともあるし


反対に
心が踊ることもあるし
嬉しいこと
幸せを感じるささやかなこと
人との出会い
これらはかけがえのない
喜びです。


いろんな気持ちにまみれて
生きているけど
祈りは、そんな毎日の中で
音楽は、そんな日々の中での
“鎮魂”
とも思えたり


肩をポンポンとしてくれて
時には
包んでくれるものだなと
毛布のようにくるんでくれる光だと


どんなジャンルの音楽も
音も
声も
僕らの心に与えてくれるのは
祈る時の風
のような


なんて思ったりしてね。
合っているのかわからないけど…
音楽は祈りに似ています。



楽譜、お気に入りの曲のがほしいです。
たいせつに丁寧に弾きたいです。
大好きな曲なのに
弾いたことがない曲が
まだまだ沢山あるのです。^^



雨が降ったり晴れたりだけど
体調管理には
気を付けていて下さいね。

では、
良い日を！







*

ｙｏｓｈｉ

なぜ、
この時代なのだろう
この国なのだろう
この町なのだろう
この家なのだろう
この心なのだろう

なぜ
探すのだろう
見つけたのだろう
好きなのだろう

全ては
何処から来たの
来るの
行くのだろう







*