Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

水の上

2007-07-14 | Weblog
好きだけでは、済まされないだろ?

事情っていろいろある。
多分、僕の事情は、甘っちょろい。
だから、僕は情けなくも
深々と溜息をつく。

できれば、ずっと水の上、ぷかぷかと
浮かんでいたい。
君みたいな光を浴びて
ずっと、ずっと。

好きなだけで、他には何もない。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ticket

2007-07-14 | Weblog
皆が皆、自己主張したらどうなる。
最終的には誰かが折れなければ、収拾がつかない。
誰かが出たら、誰かが引っ込まなければ、凸凹したままで
いつまでたっても歩きにくい、夜の山道だ。

どっちかといえば、後者の役割が断然多い。
多いというより、そればかりだ。
性質的に、そう出来ているというか、慣れているというか
そうせざるを得ないという環境で育ったから
よく折れている。引き下がるのは日常茶飯事だ。

しかし、今回はその役を降板したい。
理性では、やっぱり引き受けるべきだと思ってはいるが
近頃の僕の本能は、舞台をすっぽかしたくなる。
代役はあるのだろうか?

僕の何を認めてくれているのだろう?
それも一つの甘えか?

自己主張の塊にはなりたくないが
塊の人の前では、今回ばかりは頑なになっている。

僕に何を求めているのだろう?
これは我が儘か?

僕の我が儘は、この世で通用するのだろうか否か
否かもな。
どこまで行けばいいか、一人舞台のチケット買う気も
失せてくる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長い夜

2007-07-14 | Weblog
長い夜はあてどなく
小康した気持ちは宛もなく
綴った手紙は 夕焼けの灰となる

流れていった星の行方を
カウントしながら 席を立つ

僕の気持ちは何時までも
同じ処を行きつ戻りつ

長い夜は今夜も訪れ
宛のなかった手紙には
今日の消印が静かに押される

郵便配達は紅いバイクで
明日か明後日
ドアを叩く

灰になった手紙と一緒に
夕焼けの中
僕は眠る

意味のない 長い夜に



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

迷子

2007-07-14 | Weblog
今夜もまた、迷子か

雲の間から覗いた青は、ほんの束の間の出来事で
衝動的に撮った写真は、思い出の写真となってしまった

太陽に守られた君は、月を崇拝する僕にとって
眩しい
青く光る月は、黄色い太陽に憧れる

帽子にさした野花は
風に揺れて、キザな僕を
嘲笑った

しょうがないから僕は
苦笑いしながら、草の上うつむくのさ

太陽を見ていると、少し照れくさく
水たまりの月を眺めていたら
涙が出たんだ
 
落ちた波紋は
幾重にも広がって
僕の顔を歪ませた

太陽は空の中、月は夜空の中
会えない二人は、同じ空の中


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

jealousy

2007-07-14 | Weblog
僕は、ジェラシーというものが嫌いである。それはもう、相当。地球のマグマで燃え溶かしてやりたい程に、嫌いだ。断言。
しかし、それ程嫌いなものに、感情に、支配されてしまいそうになる時が悔しいことにある。くだらない己。犬も食わない黒光りした嫉妬心。
その対象は見たことのない恋のライバルや、ふとした時に感じる人の感性。自分にない、素晴らしい感性に嫉妬する。しかし、同時に尊敬の念も持つ。どんな人なのか、掘り下げて知りたくなる。リスペクトジェラシー。
はっきり言えば、感性にジェラシーを感じることなんて、犬も食わないどころか、犬の餌にもエントリーされる資格もない。そんなジェラシーを感じる自分の感性をどうにかした方が、地球の為だろう。
感性だらけのこの星の中の一つでも、くだらない僕の感性が消えることを切望する。必要なのは、少しでも瑞々しい、転んでもただでは起きぬ、タフできめ細かな感性だ。
目に入ってくるものを感じて、人の気持ちも感じて、何が何を求めているのか感じて、ジェラシーなんてくだらないものに振り回されない(振り回されてはいないが)確固とした僕でいなければ、僕は僕でいられない。 いたくない。
何言ってるんだか、分からなくなってきた。要は、くだらない感情は持ちたくないってことだ。でも、この世にいらないものってあるのだろうか。ジェラシーも必要だからこそ、この世に蔓延っているのか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする