樹の幹から芽吹いた言葉を こめかみにあて
1,2,3,と唱えて
引き金を引く
何もない地平線から風は轟いて
僕をすり抜け 涙のような雨を降らす雲がやって来る
雨は地上を濡らし
河は海原へと恋い焦がれる
1,2,3,で僕は
見えない瞳を持て余すように引き金を拭う
数え切れない程の瞳が
空中に浮かんで 漏らさず景色を標本にしたためてる
『なぜ?』
なんて言葉を
弾倉に詰め込むのは 陽炎の宿命
1,2,3,と唱えて
引き金を引く
何もない地平線から風は轟いて
僕をすり抜け 涙のような雨を降らす雲がやって来る
雨は地上を濡らし
河は海原へと恋い焦がれる
1,2,3,で僕は
見えない瞳を持て余すように引き金を拭う
数え切れない程の瞳が
空中に浮かんで 漏らさず景色を標本にしたためてる
『なぜ?』
なんて言葉を
弾倉に詰め込むのは 陽炎の宿命