Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

おかえり

2014-02-28 | Weblog






一日中、雨が降っていた。

雨が少なかったからこれから息を吹き返す植物には
ちょうど良い潤いになったのではないかな?

それよか
何年も(もしかしたら10年位?)前に買ってきた
トネリコやガジュマルの水やりをすっかり忘れていて
葉がしんなりしてしまっていて
申し訳なくて申し訳なくて…忘れないように
目に付く所へ移動させておいた。(>_<)

雨が降るとすぐ思い浮かぶもの。
それは、植物の葉や花びらに辿りついた雨粒だ。
大きいの小さいの
まん丸なの、楕円なの、色んな物があって
雨粒の世界だって個性豊かだ。

見ていると全然飽きないどころか
もっともっと色んな雨粒が観たい…と
背中が冷たくなるのも構わずに(←傘をささずにいたのです)
眺めていたい。

ようこそ
と言うべきか
おかえり
と言うべきか、何度も訪れる友人のような雨の粒。
それっくらい、雨が降る度に眺めているな。

そんな雨粒の訪問が豊潤な出来事となる、
一雨ごとに暖かくなっていく季節が
やって来た。









ようこそ、おかえり

空からやって来て
土に沁み込み、湧き出でて、川となって流れ
海へ向かう

僕も一緒に連れてって

そういうわけにもいかないだろうけど
ただ、ちょっと言ってみただけ

いってらっしゃい、またきてね

次も、僕に聴かせてね
あの時の瞳のような、紫色した豊潤な歌を













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優しい風船

2014-02-27 | Weblog





町の中の、とある楽園のようなばしょへ行った。
やっと行って来られた。(ホッ)

満開の梅です。
そばには、咲き始めた桜もいました。
早いから、やっぱり河津桜だろうと思う。
色や花の大きさもからして、多分ね?

梅や桜が何本もいて
水仙も咲いていて、
水仙の匂いと梅の匂いとが微妙に混じって
良い香りが漂っていた。

和の楽園といった風情で、
日本人として生まれて良かったななんて思った瞬間でした。
オムスビや味噌汁や…日本食をいただいた時なんかも
良くそんなことを思う。

日本で、この町で、この出逢いで
良かったなと思うことは
小さいようでいて大きな幸せなのじゃないかと感じたなぁ。
梅の香りと一緒に。









その言葉と同じことを、ずっと思っていた

僕だって分からない
僕を悩ますものの一つについて、分かろうと
何度も試みたけど
やっぱり僕なんかじゃ分からない

誰しもが分からないことだらけ
エスパーでもない限りそれでいいのだ
『それでもいいんだ』と思うことが大事だと教わった

傍に在る、ささやかなものを見つめてほしい
それらがどんなに
まろやかで優しくて大きなものか

僕はそうやって
一遍に亡くしたものへの哀しみをいつの間にか
『感謝』に変えられた
そんな気がしてるよ

だからさ
ささやかなものを見つめることを
受け入れてみてほしい
彼女に

君は僕じゃなく
僕は君じゃない

それぞれがみんな、大切な個の存在
泣いても笑っても弧であり個である
だからこそ出逢うのだと
思う

その言葉は、真っ青な空にでも放ってしまいなよ
優しい風船に乗せてさ
ゆっくりゆっくり彼方まで













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オルゴール

2014-02-26 | Weblog






昨晩の帰り道、人はもちろん車もほとんどいない畑の中の道。
帰り道はラジオを聴いたり
一日の疲れをとるため自分の好きな音楽を聴いたりしながら
帰ることが多いのだけど


寝静まったかのように静かな茶畑の中を走っていると(←車で)
久しぶりに遭遇してしまった。
ヘッドライトの先でこっちを見ている可愛いタヌキと。
何か匂いをかいでいるのか
フンフンしながらモコモコとした体で、のっさのっさと歩いている。

久しぶりに見るからか…とっても可愛い。
可愛くって仕方がない。
カワイイの他、形容する言葉がない。(めんこいとか?)

めんこいってどこの地方の言葉だろう?(東北の方かな?)
東北弁を巧みに操る外人さんのタレントさんが
確か、『めんこいのう!』…って使っていた記憶があるような?

方言って好きなのです。
温か味があって好きなのだけど
自分はというと、普段は意識していないけど
自分の住む地方の方言は結構使っているみたいだ。
両親ともども、そのまた両親たちもみんなここいら辺出身なので
DNAに沁み込んでいるのだろうと思う。
方言って大切なものだと思うので、今後も方言丸出しで…
家族や友人たちなどと会話をしていくのだろうなぁ。

タヌキの話だったね?(すぐ脱線でごめんなさい)

タヌキが可愛くって仕方なくて
次はいつ会えるだろうか?と咄嗟に思ったのは言うまでもなく
タヌキと会った時は右折するタイミングだったので
ヘッドライトが右に流れていくのと同時に
タヌキがこっち向いてモコモコしている姿が左に消えていく景色が
何とも、また愛おしくてたまらないのでした。

タヌキにキュンとして
帰宅して遅い晩ごはん食べて、食べたそばからすぐ居眠りしてしまい
何か夢を見て
ハッと起きて『こんな時間?』となって入浴して
そして今に至る。
すぐ居眠りしてしまうのだ…駄目だねぇ。

とはいえ、思い出すと可愛くって仕方なくてしようがない。
これは神様からのご褒美にちがいないと
勝手に決めつけさせてもらってしまった。m(_ _)m

タヌキと会えて、昨日は良い一日でした。(←基本はそこ?と自分に疑問…)


写真は、ムスカリです。
ムスカリはなかなか生命力の強い花のようで
あちこちにこうして顔を出し、年々増えていってる気がします。
甥っ子が幼稚園で使っていた青い小さなプランターに咲いているので
青と青のコラボが爽やかです。
写真には青いプランターは写ってないのだけどm(_ _)m

少しずつだけど春めいて来ている気がします。
そんな『少しずつ』を大切にしながら
小さな春を探したり見つけたりしながら

今日も良い日を






春が来た
春が来た
何処に来た

歌っていた僕は遥か彼方で
幼い姿でオルゴールを回す

山に来た
里に来た
野にも来た

きっと海にも来ているね
そっと春は来ているね
君のとこにも春、来ていると良いな

蓮華畑にも
喧騒の中の窓辺にも

春よ来い、早く来い
みんなの希望が
おんもへ出たいと待っているから














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小舟

2014-02-25 | Weblog




我が家の菜の花です。
ほんのちょっとだけ咲いてます。
日向ぼっこしている子猫のようでした。
人間もその隣で一緒に、
ポカポカの日の下で日向ぼっこをしていたいくらい、
長閑な菜の花だったよ。

時々、町の中の
田圃の脇とか菜の花が咲いている風景を
見掛けるようになった。
まだ少ないのだけど、そんな菜の花を見つけると
『おっ』と思って
視線が自然と引き寄せらる。

でも、脇見運転はとっても危険…田圃に落っこちてしまわないように
反対車線にはみ出さないように
目の前に小動物などいないかしっかり把握していないといけません。
安全運転が一番です。
事故は怖い物です。(当たり前なのだけど)
経験からして、とっても怖いのです。
だから、運転する人もしない人も、気を付けていて下さいね。

…菜の花から安全運転の話になってしまった。

そう、菜の花は、一緒に日向ぼっこしたくなるくらい
長閑で親しみのある花だなと改めて思う。
日がな一日、菜の花の隣で
野草や野花に囲まれて寝転がって、水色の空なんて眺めていたいな。

よく思うのだけど
人間って、植物がなければ、土がなければ
やっぱり生きていけないのだよね?

音楽もそうなのだけど
言葉もそうなのだけど
なければ、空気がないのと同じくらい、苦しくなってしまうのだろうな。


季節が巡って、暖かくなったり暑くなったり涼しくなったり寒くなったり
そんな循環の中で
咲いたり枯れたり芽吹いたりする物に包み込まれて
生きてるんだなぁと
よく思う。(ほぼ毎日かな?)

まるで、黙って僕らを見守る観音様の手の平の上にいるような気がして
人間って小さい存在だな…なんてね?
生意気なのだけど思ってしまう時が長閑な風景の中にいると、
そう感じる時がある。
それと同時に、ありがたいなってね。思うな。







唇からメロディーが
指先から言葉が溢れて零れて
いつの間にか小舟が現れて
巡り巡る川の上を流れていく

その中で出逢い
僕らは、何を見つけていくのだろう

このたおやかな世界がなければ
僕らは生きていけないと悟るのだ
だって、出逢ってしまった
心の奥で泣いたり微笑んだりしているものに













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クロッカス

2014-02-24 | Weblog




だいたいいつも、自分の部屋でPCを開き
こうしてブログを書いているのだけど
今日は(今夜は)
テレビがあるリビングで書かせて頂いています。


閉会するんだね、ソチオリンピック。
あっという間だったな。
『2週間、ありがとう』と、そんな気持ちで閉会式が目の前にある。
色んな国の人々が一堂に会す、そんな風景って良いな。

印象的なシーンがいっぱいあったっけ。
中でも強烈に印象に残っているのは…

やっぱりフィギュアスケート。
観たいがために、未明まで母と二人夜更かしをしていた。
お互いに眠気には弱いので
時々、ハッと気付くとうたた寝していたりもしてしまったけど…
しっかり日本選手の演技の時は起こし起こされ
観ることができた。(母よ感謝!)

色んな音楽が使われていたけど
ノクターン、ラフマニノフ、エディトピアフ、ビートルズなどなど
中でもお気に入りな曲や作曲家が聴けて
演技はもちろん、音楽の方でも魅力満載でした。

ノクターンは、とても好きな曲です。
2番、8番、18番、20番が中でも特に好きでね
2番だったから嬉しかった。
8番は弾けないと言っても過言でない酷いもので、
18番と20番もつっかえつっかえの下手な腕前で(←近所迷惑)
時々弾いてはホッとする、そんなノクターン。
弾けなくても弾く、それ位、好きなのです。

ビートルズはメドレーだったようなので、お得気分で観て聴かせて頂いて
他国の選手さんの曲ではイマジンも聴けたし
クィーンもあったな、好きなものがいっぱい盛りだくさんで聴けました。

色んな競技、かっこ良かったですね?
色んな美、綺麗でしたね?
克己のスピリット、本当に敬意を送りたい。
素敵な笑顔でした。


印象に残ったことの番外編だけど
プーチンさんの飼っているという秋田犬。
安倍首相が『良い犬ですね』(だったかな?)と言ったら
『よく噛むが良い犬だ』…と答えたというエピソード。
番外編だけれど印象に強く残ってしまった。
よく噛むって…噛まれた人、大丈夫だったのだろうか?
ひとごとながら、心配(>_<)


それにしても、ラフマニノフ、チャイコフスキーさんも好きだけど
ピアノ協奏曲、綺麗だな。
以前、生で聴いたことがあるけど、イントロからしてもうステキなのだ。

オリンピック、楽しかった、というより
見習いたいと思うことが多かった。
大切な物をたくさんいっぱい、魅せて、見せて頂きました。
選手の皆さんに、感謝です。



写真は、クロッカスです。
鉢育ちの梅のすぐそばで、一輪咲いていました。
サフランと良く似ているなと思います。
サフランは昨年咲いていたらしいけど
僕はその頃、日常に呑まれてしまっていたので気付かなかったのが惜しい。
もしかしたら、今も呑まれているかもだけど
クロッカスを見つけられたから、どんまいどんまい。

それにしてもクロッカス
一瞬で心に太陽をプレゼントしてくれるかのような
陽光のように明るい花です。






一歩外に出れば春がある

街に出よ
昔、魅力的な誰かが言ったそうな

時間とお金と足があったら
街へ出て
ウィンドウ眺めて地下を回って
お店へ行って

街の中を歩きたい
君と一緒に歩けたら

太陽の下
色んな物が視界に飛び込んで
縦軸と横軸と自分が程良く配列したら

心に出よ
昔、純真な儘に望んでいた景色を










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