Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

楽園

2008-04-26 | Weblog
毎日毎日、日付変更線は律儀にいつもの場所を訪れて
毎日毎日、いつもの場所から日は昇り、沈む

僕も毎日毎日、同じ景色を歩いて同じ顔に囲まれて
挨拶したり、話し掛けたり掛けられたり
言葉を交わして笑って笑い返して、時々は笑うことをやめることもあり

巡る毎日の中で僕は、ミリ単位で何かを察知しているかもしれないし
象の足の様な図太さで鈍感めいて息をしているかもしれない

似か寄りすぎた毎日がやってくる程
僕は僕を手放してしまいそうでいて、強く握り締めている

僕の意味なんて一生解りそうもない

でも、ここに存在している理由を流れる景色の中に
見つけようとしていることもあり
落ち着き払った景色の中に居る時などには
しばし考えていることもある

時々だけどな

で、見つかるかといえば、答えがでるかといえば

NO であり

で、見つからなくてもいいと思い、答えなんてなくていいと思う
どうしてそう思うかということも
解らない

解らないから毎日毎日
僕は同じ景色を歩いて同じ顔に囲まれて
挨拶したり、話し掛けたり掛けられたり
笑い返して、時々泣きたくなって
時々お気楽になる

いつか辿り着けるだろうか?
解った時に行ける場所へ

いつか解り合えるだろうか?
佇むばかりだった僕と

いつか会えるだろうか?
意味さえ消えてしまいそうな場所で





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Innocence

2008-04-17 | Weblog
いつだって覚悟はできてるか?

芽吹き始めた草木も
流れ始めた氷も
動き出した虫たちも
音のない深海の魚たちも

覚悟決めて息をして
遥か未来を見つめて自分たちの役目を

解るはずもない星の数かぞえながら
まっとうしようとしてるんだろう

覚悟をきめて
体裁なんて放り投げて

君だけのイノセンスを




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Glass

2008-04-11 | Weblog
グラスの水の中に、真昼の明るさが透き通り
ドアを開ける鈴の音が小さく響く

席を案内する店員の指には、シルバーのリングが太く光り
隣のテーブルの女性たちは話しに夢中だ

例えば
蜻蛉のような希望のような未来が目の前にあって
君がその中に飛び込もうとしているなら

きっと
リングの店員も、テーブルの女性たちも
グラスの中の明るさも

そして 僕も、蜻蛉も

たぶん
世界中のあらゆるものひきつれて
君にエールを送るだろう

君の手の温かさは知らないが
温かい君の存在は知っているから

グラスを眺めながら
ふと、そんなことを思ったのさ




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Raise me up

2008-04-10 | Weblog
いつも思っていることは、いつも望んでいるもの

まっすぐ手を伸ばして
君の背中の先まで つたっていったら

彼も彼女も、ただ真実に向かって手を打ってるだけだ
だから苛つく必要なんてない


音もさせずに前を見据え
ぼやけた支点を手探りで踏み固めたら

いつも望んでいるものを、思いつづけよう


Please, raise me up




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テーブル

2008-04-07 | Weblog
想像力のなさは冷たい温度を感じる
平均とは、標準とは
束になって周りを見えなくするもの

分かってるから
少し泣かせてほしいんだ



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