Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

your eye

2011-10-31 | Weblog






もっと角度を上げて、
まっすぐ指さしてごらんあの空を

もっとその顔を上げて、
まっすぐ見つめてごらん大事な物を

もっとしなやかな錨を上げて、
まっすぐ、時にはジグザグ進んで行って、遥かな海を


もっと僕と一緒に昇ろうよ
まっすぐまっすぐ
君のぬくとい瞳と僕のつめたい瞳と、君の赤い手と僕の青い手と
夢の中でも
この世界がずっともっと、銀河の果ての遠い星まで
続いていくように













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sunday in department

2011-10-23 | Weblog






本日、日曜日は快晴、きっといつもの場所から
富士の山が、いつものように顔を出していたことだろう


姪とデパート
立体駐車場に車を置いて紳士服売り場を通り
エスカレーターに乗る
日曜日のデパートというのは、どうしてこうも平和なのだろう
程良く賑やかで程良く人々は上機嫌
生まれたばかりの姪と硝子ケース越しに対面した日のことを
ふいに思い出したのは街の中


大きな窓は、相変わらずの
青空と星空が合わさった、ずっと続く思い出の進行形
そこに立てば
色んな人の顔が浮かんでは空と重なる
青空星空は、いつもいつも



そろそろ帰りましょうか、とエスカレーターに再び乗る
姪は『もう帰るの?』と残念そうで
母は『時間があるからね』と急ぎ足
そうそう、母も一緒に居たのです
母と姪と僕とそして
僕の心には、君がいつも居るのです


本日、夜は星空、きっといつもの場所では
蜜柑畑が、いつものように朝を待ちわびていることだろう















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ゆるやかな午後、日曜日

2011-10-16 | Weblog







十月だというのに暑くて、久しぶりに扇風機をつけた午後
緩やかな風と、やわらかな感触
買い物に行かなければいけないから身支度をする、何気ない午後
君も今頃、こんな午後の中にいるのだろうか


坂をくだっていくと、水色のミニカーが落ちていた
どこかの子供が落としたらしい
家に帰って、ミニカーがないことに気付いて泣いていないかな
坂の途中でミニカーもなんだか寂しそう


そういえば最近、甥っ子の顔を観ていない
運動会、一番になれたかな?


日曜日はどこもかしこも大賑わい
あっちにカップル、こっちにカップル
あっちにファミリー、こっちもファミリー
こんな風景は幸せの風景


一人の僕は、こんな店の雰囲気が大好きで
人の幸せを願えることほど幸福なことはないと、
店を出て家路を急ぐ


ふと、『君は今日は笑顔でいるだろうか』と思う
うん、きっと沢山笑ってるよね
だって、君の笑顔をいつも願っているんだから


家に帰り『ただいま。』と言う
秋桜が出迎えるいつもの場所
当たり前の日常と、十月の日曜日













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automatic

2011-10-09 | Weblog







彼女の存在を知ったのは、あれは確か小学校1,2年生の頃の渡り廊下。
何がどうして気になるのかは分からないけど、妙に気になる存在の女の子は
その数年後の中一の春、初めて言葉を交わすことになった。
中学校で最初の友達、それは、かつて渡り廊下で気になった彼女なのだった。


一見クールな女の子だったけど中身はかなりのホット?で
どんな無理難題にも応えてくれる心根が優しい彼女とは、みるみる打ち解けて
ディズニーランド、USJに行った思い出の半分以上は、彼女とのものだったりする。


一昨年の、あれはいつだったかな?
彼女が結婚するという報告を受けたのは、町の片隅の、或る待ち合わせ場所でだった。
何気なく彼女が言った結婚(婚約)の話は、
僕がお祝の言葉を発するより前に僕の心のずっと奥の
渡り廊下で妙に気になった頃よりずっと奥の、僕にも分からない源流のようなところまで届いて
いつの間にか
僕の中に、一瞬の隙をついて祝福のお天気雨が降って来た。


妙に気になる彼女は今日が誕生日。
ジョン・レノンさんと一緒ってところが、『カッコイイー…』と毎年思う。
毎年毎年、そう思ってはジョン・レノンさんの曲を弾く。
今日も『誕生日おめでとう』と伝えたら、とても元気そうな返事がかえってきて、僕は安心した。
たったそれだけで、僕も幸せ気分になれる。
僕の心はお安いもんなのだ。
彼女が何処かで幸せでいると、僕もオートマチックに幸せ気分になれる。


そんなふうに、
渡り廊下で出会った彼女のように気になる君を
僕の知らない源流のようなところから、オートマチックに想うのだ。
幸せ色した青空の王者
そうであるように白いピアノで、Imagineして。
















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金銀色

2011-10-02 | Weblog






君が鳴らした鐘の音が、僕の町まで届いて
僕はそれを見上げながら
あぁ、いつもの青空の下
色んな形の雲や
飛んでいく鳥や
駆け抜ける天使や
葉の上の飛蝗
風の感触
大事に大事に眺めては
あぁ、今日も恙無く送れますように
僕はそれを繰り返しながら
君が鳴らした鐘の音が、遠い町まで届くようにと
金色と銀色に光りますようにと
美しくあるようにと

小さく小さく鈴を鳴らす
金色と銀色を静かに愛す













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