花火があがる街
花火を見ることがとても久しぶりで
目の前の大きな花火に心掴まれて見上げる僕は
きっとヘンな人だったかも
だってさ、花火が綺麗だったからつい一人でも笑ってしまう
灯りがともる街
時々は歩いて草花ばかり眺めてる僕の目に
人々の気配がする灯りの、哀しみや喜びを映してみた
その灯りの数だけエールを送る
だってね、街の灯りは綺麗で優しい夜にはもっと深い優しさが
ともるような気がするし
いつもの眠る町
窓の外からは虫の声と、耳を澄ましたら電車の音
小さな命と街から街へと走って行く僕らの生活
たくさんの人がいる、いろんな人がいる
その隅っこで息をする
沢山の色んな糸は、集まるとそれはそれは綺麗なのだ
電車が虹色の糸を引いていく町
綺麗な街で灯りを数える
綺麗な灯りで街を眺めた
綺麗なものの下に立ち