Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

風と

2012-07-27 | Weblog









いつもどこでも、いつまでも
季節はいくつも通りすぎても


風になりたい、とうたっている歌があったなぁ


いつもどこでも、いつまでも
季節はまたやって来る


君がいる世界で良かった、と心の中で歌おう
真珠より小さな、
僕の安い誇りだけを握り締め風と共に

















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

綺麗なもの

2012-07-22 | Weblog








花火があがる街
花火を見ることがとても久しぶりで
目の前の大きな花火に心掴まれて見上げる僕は
きっとヘンな人だったかも
だってさ、花火が綺麗だったからつい一人でも笑ってしまう


灯りがともる街
時々は歩いて草花ばかり眺めてる僕の目に
人々の気配がする灯りの、哀しみや喜びを映してみた
その灯りの数だけエールを送る
だってね、街の灯りは綺麗で優しい夜にはもっと深い優しさが
ともるような気がするし


いつもの眠る町
窓の外からは虫の声と、耳を澄ましたら電車の音
小さな命と街から街へと走って行く僕らの生活
たくさんの人がいる、いろんな人がいる
その隅っこで息をする
沢山の色んな糸は、集まるとそれはそれは綺麗なのだ
電車が虹色の糸を引いていく町



綺麗な街で灯りを数える
綺麗な灯りで街を眺めた
綺麗なものの下に立ち















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

瞳で

2012-07-20 | Weblog






額に手の平かざして見渡せば
ありとあらゆる色したパズルのピース


真面目すぎるのは窮屈で
不真面目すぎでは景色がぼやける
清濁どちらかに偏るのでは、地平線はいずれ傾き
水平線は引っ繰り返る

夢は観ない
敢えて見ない

頬を手の平で支えて景色をみやれば
ありとあらゆる誘惑が忍び寄るケース


僕の中の清濁の線から見える、確かな景色を観たい
時々、聴こえてくる声に振り返る様に
宿る光と影を描いた瞳で
















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2012-07-15 | Weblog







悲しいニュースを知る度に
潰れそうにもなるけれど


手を使う、足を使う、目があるなら見通す、願う、祈る
何かに引っ掛かったら手繰り寄せる
蓋を開ける


一滴の水を落としてそれがどこまでも広がる景色
空の手の隙間から降る光の粒が染み込んでいく場面を
思い描いてみる
悲しいニュースに疲れた島に
もう嫌だと泣き出す前に


嬉しいニュースに触れた時には
心は溢れんばかりになるけれど
溢れた分は、眩しい黄金色に染まっていくと良いのにね


この世界に
一つでも多くの笑顔が咲きますように
















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花空

2012-07-13 | Weblog







僕が、どんなに言葉を並べても
どんなに絵を描いても
どんなに音を鳴らしても


その瞬きの足元にも及ばないから
僕は、力の限りの拍手喝采で


もっともっと輝きよ、輝きたまえ
もっともっと瞬きよ、瞬きたまえ、と願うばかり


星が流れたら星が落ちた地点まで
星が昇ったら星が沈むその時まで
花のような星空に、この恒久的一瞬を捧ぐ


輝く夜空の星の光よ
望めば不思議な星の光よ


僕は、その瞬きに魅せられた
憧れ風に揺れる、野の草なのです


















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする