Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

Moog

2007-10-30 | Weblog
映像を見ている僕の名前は
まだ浮いていて たぐり寄せられる日を
探してるんだ

その道さえ まだ見つけられないってのに
ムーグ片手に
薄暗い夜明けの中 さまよいながら
君と道を探してるんだ







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2007-10-30 | Weblog
なるべくさ
人には迷惑かけないように、人と争わないように、悪口は言わないようにと
善人だか偽善人ぶって日々 過ごしていても

なんだかさ
いつの間にか迷惑かけてしまったり、雑言吐きたくなったり、疑ったり
してしまうんだよな

だからさ
敢えて、平気な素振りで、関心がない素振りで、こだわってない素振りで
笑っていようとはしてみるものの

爪を立てられりゃ、痛いと感じるし
苦笑いされりゃ、自信もなくすし
からかわれりゃ、腹も立つ

腹黒い連中は、確かに存在するんだと悟ってしまうと
腹黒くない連中も、確かに存在するんだからと、納得させる

とりあえずは、騙すより騙されろ
いつか苦しくなるかもしれないのは承知の上に
騙されて、素振りをして、諦めてみるさ
黙って 頷いてみせるさ

分かってりゃいいんだ
自分のそんな姿を

人を騙して笑うより
騙されて笑う方がいい

今のところはね


月を眺めて
きれいだと思えればいい





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一瞬

2007-10-28 | Weblog
日曜日。晴れ。春のような暖かい陽気になった。
 
歩道でキーを落とした場所は、そんな春のような木漏れ日が広がり、静かで、
前にも後ろにも誰も歩いていなくて、ふっと僕一人だけの秘密基地のような
懐かしい感覚が訪れた。
在るのは木漏れ日と木々と、歩道、煉瓦塀。
 
緊張感に包まれていた空間から、小春日和の秘密基地へと瞬間移動したら何だか、
頭の中が急に萎んだような、膨らんだような、空になったような、
何かが満ちたような、そんな気分になり、しばらく緩んだ時間を浮遊した。
少し楽になった。
 
緊張したら、緩まないと。
緩んだら、緊張しないと。

春のような歩道を歩き、緩んだ後は
景色もさっきよりは広くはっきりと見えた気がしたよ。
塀の上の青空は、邪気なく青く。
クンクリートの間から伸びた雑草は、逞しく緑で。
道行く車の色は、太陽の日を受けて鮮やかに光る。

ほんの一瞬の、緊張からの解放が僕に与えた感覚は、想像以上の景色を見せてくれた。
研がれた感覚は、一日の中でなんとも鋭いアクセントになる。
酸素は全て体の中で栄養となる。

落としたキーは、僕の恩人の日曜日。晴れ。
一瞬の出来事が、景色を広げる。

そんな毎日。
それでいいよな。





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海月

2007-10-27 | Weblog
浮き世の沙汰に 揺られて海原
双眼鏡で君を探して
見つけたと思ったら、波に呑まれた

どうにもこうにも手も足も出ずに
しょうがないから僕は、舟の上で月を眺めよう

月が映った水面の線は
それはそれは緩やかに孤を描いて
君と一緒に見た夢のよう

何もかもが君を思い出すから
何とか岸に辿り着こうとしてみるんだが

どうにもこうにもオールは鈍く
しょうがないから僕は、舟から君を呼んでみよう

いつの間にか沖の上、岸が遠く離れてしまっても
夜空には月が笑ってるから
きっと君も笑ってるって
僕は、そっと安心するんだ

ある夜の夢のこと
ある夜の舟のうえ


海月はぷかぷかと 今宵も浮かぶ





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朝焼け

2007-10-24 | Weblog
夕焼けも 朝焼けも

真昼の太陽も 真夜中の月も

全てが君に繋がっているように思うのは

僕の錯覚だろうか

ここに在るものは全てが

それの為に在るかのようなそんな錯覚

自由旋律が流れるこの世界に

無意識に並べられた限りない息遣い

フィクションもノンフィクションも関係なく

気取りなく向き合ったら

いつか君に辿り着けるだろうか

なんて、真面目に考えたって罰は当たらないよな?

当たったら受けとめよう

ここは、その為に存在するのだから



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