企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

あたらしい教科書 学び

2007年06月08日 | 本の紹介(ビジネス)
不思議な本があるもんだ、と買ってきてしまった。小さな書店に入ったから見つけられたような本だと思う。大書店だと、カテゴリが明確に分かれてしまっていて、逆に、ちょっと専門書っぽい本などは、見つけられなくなってしまう。だから、たまには小さめの書店にも顔を出さなければ、とも思う。
さて、この本は、あたらしい教科書シリーズという、なんだかちょっと変わった名前の本の0号、シリーズで学ぶ人のための入門書的な位置づけなんだろう。いろんな業界のプロの人に、学びについて語らせているような本になっている。ただ、一般的なビジネスとは異なり、学問であったり、芸術家系であったりするのが、面白い。ここに出てくる人は、それなりに評価されている人ばかり、ってことか。
編集者がねらったのかどうか分からないけれど、心理学では血液型などの類型化についてはあまり肯定的ではないコメントが出てくる一方で、占星術の人は、占いで出てくるものも、人の誕生時の星の位置関係も根本はどちらも偶然によっているようなもの、みたいなことを言っていて面白い。議論させてみたら、もっと突っ込んだ話になるのにな、と感じた。
中に挿入されているコラムは、ちょっと品質的に(教科書なら、意見については出典を明らかにして欲しい。皆が言っている、とかそんな表現はどうか?)問題アリだが、視点としては面白い。
また、図書館、美術館(それも、ちょっとマイナー系)の紹介などもされていて、学んでいる自分の姿をちょっと想像できるような本かと思う。
あと、ページ下に用語解説や、本の紹介などがあるが、ここが秀逸。いろんな自分が読んでも来なかった本でも、興味をひかれるものがでてきて楽しめた。ま、一つの気分転換本としてお読みになってはどうだろう?読書家にとっては、なにかしらの発見がある本だと思う。

あたらしい教科書〈0〉学び

プチグラパブリッシング

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コメント
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