今朝の決勝戦を見て,あきらめずに戦い続けて勝ち取った優勝に 深い感動を覚えました。
試合は,アメリカの圧倒的な攻撃力の前に日本が苦戦する形で展開し,得点もアメリカが先取点を入れれば日本が追いつくといった流れでした。
2:2の同点で延長戦を終え,PK戦で決着がつくことになりました。
PK戦の前の選手・監督の表情を見て,私はなでしこジャパンが勝つような予感をもちました。
日本の選手は笑顔とリラックスした表情を見せていたのに対し,アメリカの選手は硬く厳しい表情を見せていました。この違いがPK戦に反映するように感じたからです。
延長戦も同点に追いついたという前向きな気持ちが,PK戦に臨む日本の選手たちの心に余裕を与え,反対に有利にゲームを展開しながら追いつかれてしまったというあせりが,アメリカの選手たちの心に生まれたのではないかと思いました。
アメリカの一番手の選手のPKを止めた時点で,日本の勝利を確信しました。勝利を決定づけるPKが決まった時には,胸の中に熱い感動があふれました。
決勝トーナメントのドイツ戦の前に,日本チームは東日本大震災のビデオを見て,気持ちを奮いたたせたとのことでした。チームの勝利が日本に元気と希望をおくることにつながるという高い目標を共有することで,モチーベーションを高め,戦いに臨んだのではないかと思います。
決勝戦も,その目標に向かって最後まであきらめずに戦い続けることができたことが,優勝という結果につながったのではないかと思います。
試合後に選手たちが競技場を回りながら掲げる横断幕には,日本に寄せた世界中の人々の支援に,感謝するメッセージが英語で書かれていました。
しかし,何よりのメッセージは,チームが一丸となって勝ち取った勝利だったのではないかと思います。世界の人々の心に 感謝の思いを伝えることができた 見事な優勝だったと思います。
すばらしい感動を与えてくれた なでしこジャパンに 心から感謝!です。