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あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

2011.12.31を迎えて

2011-12-31 17:01:16 | インポート

いよいよ、今日で2011年も最後の一日となりました。

今年は、3.11があり、忘れることのできない年になりました。

新聞の社説の見出しは、『万の悲しみを忘れない』と書いてありました。警察庁によると、29日現在震災による死者数は15,844人、行方不明者は3,451人とのこと。

亡くなった一人一人に、それまで生きた人生があり、家族があり、友人があり、親しい人々があり、亡くなった人の周りで、多くの人々が悲しみを抱えているのだということを、忘れてはいけないと思いました。

また、震災後に心労で亡くなったり、原発事故で汚染された土地に住むことができなくなったり、農業や漁業ができなくなったことで、将来を悲観し自らの命を断った方々もいます。

こういった 悲しみが 新たな悲しみを生む 現実があることに、心が痛みます。

社説では、

「大切な存在を失った事実を、ゆっくりと受け止めながら、それぞれの速度で前へと進む。そうした『喪の作業』を、いかに周囲が支え、独りぼっちにしないか。復興の道で見落としてはならないことだ」 と訴えています。

過ぎたことでも、被災された方々の心の中では決して終ってはいないのだということを、改めて思います。息の長い物心両面での支援の必要性を痛感します。微力ではあっても、自分のできることを継続的に実践していけたらと考えます。

天声人語では、原発事故で避難生活を強いられた三本木祐輝さん(元中学校教員)が講演の中で語った言葉を取り上げていました。

「がんを宣告され、残された回数券をどう使っていくか考えた。放射能もはっきりしてくれ。進む覚悟が決まれば頑張る。」

どんなことに、自分の生きる時間(回数券)を使っていくのか、重い問いかけの言葉として受け止めました。

生きているという今の時間を大切にしながら、いかに回数券を有効に意味ある事に使っていくか。新たな年を新たな気持ちで、スタートしたいものです。回数券には限りがあるのですから。


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