あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

雪に想う

2012-12-01 10:30:57 | インポート

今日から12月です。サンタクロースも、クリスマスのプレゼントの準備で大忙しといったところでしょうか。選挙も近くになり、政治談議も活発になりそうです。もう少しすれば、仙台では光のページェントが始まり、定禅寺通りは光の帯に包まれます。

冬の寒さも本格的になり、やがては雪も降り積もることでしょう。

先日、今年初めての雪を見ました。みぞれのような感じで、地面に落ちるとあっという間に消えてしまいました。冬のあいさつ代わりの雪だったのかもしれません。見ているだけで、なんとなくうれしくなりました。寒がりの私にとっては、四つの季節の中で一番苦手な季節なのですが、雪が降るとなぜかワクワクした気持ちになります。

世界を一晩にして白銀の美しい風景に変えてしまう 魔法のような力に魅了されてしまうせいでしょうか。雪道を トナカイのひくソリに乗って駆ける サンタクロースの姿が 想像されるせいでしょうか。地蔵さまに かさをかぶせる 優しいじいさまのことが 思い出されるせいでしょうか。雪遊びに夢中になる 子どもたちの姿や歓声が 浮かんでくるせいでしょうか。

すベてが 白く包まれることで、自分の心の内まで 清められるように 感じてしまうせいでしょうか。いやなことも 悲しい出来事も 静かにしんしんと降り続ける雪が ひとつひとつ 消し去ってくれるからでしょうか。

雪の積もった朝には、白紙になった人生の上で、また新たに生きることが求められているような…… すがすがしさを感じてしまうからでしょうか。

雪害に苦しむ人々から見れば、冬の自然の厳しさを忘れたあまい考えと言われてしまいそうです。それでも、雪が降るのを待ち望む思いがあります。

せめて 人命にかかわることなく、交通の障害にもならず、子どもたちが雪遊びに熱中できる 適度な降雪量の 雪が降ってくれれば理想的なのですが…… 。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿