あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

クリスマスの絵本

2016-12-21 09:51:18 | 日記
書店を覗くと、子ども用の図書コーナーに クリスマス関係の絵本がたくさん並べられています。

そこには サンタクロースやクリスマスがつくりだす 夢の世界があふれている感じがして、ついつい
引き寄せられ、絵本を手にしてしまいます。

ただ残念なのは、そのコーナーに 私の大好きな「クリスマスにはおくりもの」や「サンタクロースってほんとにいるの」が
置かれていない書店が多いことです。

特に五味太郎さんの「クリスマスにはおくりもの」は、私の一番のお気に入りのクリスマス絵本なので、がっかりしてしまいます。

  12月24日のクリスマスイブの夜。
  プレゼントを配って歩く サンタが ある女の子のところにやってきて 驚きます。
  プレゼントを入れる くつしたに なんと サンタ宛ての プレゼントが入っていたからです。
  子どものようにとても喜んだサンタは、すぐにでもプレゼントの中身を見たくなるのですが、がまんをします。
  そして家にもどると、こんなこともあるかと思って用意していた自分用のくつしたに、もらったプレゼントを入れて、
  ワクワクしながらベッドに入り クリスマスの朝を迎えます。
  女の子のプレゼントは 温かい くつしたでした。
  冷たい夜道を歩くサンタを気遣い その足元が少しでも温かくなるようにと願って 用意してくれたのでしょう。
  クリスマスの日、サンタは 教会でその女の子の姿を見つけ、すてきな女の子に成長したものだと強く感じる、という話です。

プレゼント(おくりもの)は 目に見えるものですが、その中には 目に見えない おくり手の思いが込められています。
この物語に登場する女の子は、サンタが届けてくれる おくりものに込められた 自分への思いを汲み取ることができるからこそ、
サンタにとって 一番必要なもの・喜んでくれるものを 思いつき おくりものにしようと考えたのだと思います。

おくりものに込められた おくり手の 目に見えない あたたかい思いが、おくりものといっしょに もらい手の心に届けられる。
クリスマスは ものではなく そういった 目に見えない あたたかい思いが 通い合うひとときなのかもしれません。

「サンタクロースってほんとにいるの」では、
『子どもの幸せを願う人は 誰だってサンクロースになれる』 のだと共感を覚え、
この「クリスマスにはおくりもの」を読むと
『目に見えない大切なものを感じ受け止めることのできる人は 誰だってサンクロースになれる』
という気持ちになります。

心あたたまる クリスマスでありますように!




よりそう白鳥

2016-12-21 08:57:56 | 日記



先日、渡り鳥の様子を見に、近くの伊豆沼や内沼に出かけてきました。
大半の渡り鳥は、日中は沼周辺の水田地帯に餌を求めて外出中で、伊豆沼の岸辺近くではあまり姿を見かけませんでした。
ただ 内沼では、餌付けがなされているためか、多くの鳥の姿を見ることができました。

でも 無防備に餌がもらえると思って寄って来る姿に 心配になりました。
安易に餌をもらえることで 餌を探し求めたり 危険を察知する 本来の野生の能力を保てるのかどうかと…?
人間と自然とは ある程度の距離感が必要なのではないかと感じます。
人間が近づき過ぎることで、自然の生態まで変えてしまうことが 往々にしてあります。
自然に親しむことはとても良いことだと思いますが、どこかで冷静に 動植物や環境の保護といった視点で、その距離感を
推し量ってみることも大切なのかなと考えました。

写真の二羽の白鳥には、見とれてしまいました。
私がそこにいる間、決して離れずよりそうように二羽でいました。
向き合うのではく 同じ方向を見つめている姿に
未来までずっと一緒だよ とでもささきあっているような 感じがしました。

自然との心の距離を 人間の側に寄せすぎた 勝手な見方をしてしまいました。

時には 気分転換に 野鳥や渡り鳥の観察など いかがでしょうか。