あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

まどみちおの詩から

2010-09-07 19:21:16 | インポート

ウォーキングのたびに、道端のエノコログサやヌカキビなどの雑草に、たくましさを感じます。

猛暑と雨の降らない日が続いているのに、元気いっぱいに四方八方に伸び、道端の空間を支

配しているその姿に、強い生命力を感じます。

畑のトマトやナスも、これらの雑草にも負けずに、雨が降らなくてもおいしい実を提供してくれて

います。日照りに強い野菜たちなんですね。

とは言うものの、久しぶりの雨は、畑の野菜たちにも大きな元気を与えてくれたようです。

おかげて、先日まいた秋野菜の種も、発芽のスピードを早めそうです。

次に、まどみちおの詩集(植物のうた・銀河社刊)から詩を紹介します。

         ヌカキビ

                  まど みちお

ヌカキビに / かぜが きている 

きていない ほどに / かぜが・・・

きこえていない ほどに / きこえているのは 

せせらぎかしら / コオロギかしら /

ヌカキビに / もう はや きている 

きていない ほどに / あきが・・・

ヌカキビの向こうに、姿は見ることはできませんが、

すきとおった風と 耳をすませば聞こえる声をして 

秋は、もう そこに 来ているんですね。

先日、草刈りをしていて、秋の野草の中でも一番といえるほど 

私の大好きな ミズヒキを見つけました。

背丈のある雑草たちに囲まれ 目立たないように咲いていました。

ひっそりと咲くその姿に、惹かれるのかもしれません。

目に見える色や姿でも、秋は確かにきているようです。

秋を一緒に探してみませんか。