昨日、ようやく、若沖の絵を見てきました。
花鳥-愛でる心、彩る技<若冲を中心に>。すごいタイトルです。
宮内庁三の丸尚蔵館というところまで行ってきました。
伊藤若冲は、「博物館で初もうで」で見た「松樹・梅花・孤鶴図」ですごく好きになりました。
その後、ニューヨーク・バーク・コレクション展(東京都美術館)での「双鶴図」も良くって次に見る機会があればうれしいなと思っていました。
そうしたら、Takさんの弐代目・青い日記帳に今回の展示の情報が掲載されていたので、これはやっぱり行くしかありません。
しかも、無料ですよ!!うれしいじゃないですか。
それにしても、皇居の中に入るのってどれくらいぶりだろう。たぶん、子供の頃に親に連れられて行って以来なのです。
やはり、想像してたとおり観光客が多いです。
大手門をくぐって少し行った先に宮内庁三の丸尚蔵館がありました。
やはり、館内は狭いですね。
行って見てたいしたことなかったらどうしよう。。。とか思ってたのですが、全くの杞憂でした。
他のひとのもありましたが、やはりメインは若冲の「動植綵絵」です。
30幅あるのですが、そのうちの6つずつを5回に分けて展示するというものです。
もともとはお寺に収めた「釈迦三尊像」にもっと、箔をつける為に作成されたとのこと。その後、お寺から皇室に献上されたとのことでした。
なかなか、由緒のあるシリーズです。今回の展示の前に何年もかけて修復が行われていたとのこと。
写真の右上から左へ。「芍薬郡蝶図」、「老松白鶏図」、「南天雄鶏図」。
右下から左へ。「雪中錦鶏図」、「牡丹小禽図」、「芦雁図」。
今回はこの6点の展示です。
やっぱ、実物は強烈です。
面白かったのは観光客っぽいひとが圧倒されてて「すげー、すげー」を連発していました。
なんか、うれしくなりますね、そういう声を聞くと。
わたしは、かなり不審者モードだったと思います。
ずっと、ひとつの絵の前で止まってるのもまずいので、何度も何度もぐるぐる回って舐めるように見てました。
飽きないんですよね、それでも。
「芍薬郡蝶図」と「牡丹小禽図」の花の描き方がすごいのです。はっと行きを飲む美しさとこちらをえぐってくるような鋭さを併せ持ってるのです。美しいもののもつ棘ですね。
「雪中錦鶏図」と「芦雁図」には雪が描かれてるのですが、この白い雪があることで動きが出てるように思いました。
メインの鶏と芦雁はぶれることなくシャープに描かれてるのですが、この雪の降るあるいは、落ちていく様で「動き」=「時間」を感じさせてくれる気がするのです。
なんか、この2点だけ他の絵と違いませんか。わたしはそう思うんですよ。
「老松白鶏図」と「南天雄鶏図」。色は違うとはいえ、同じ鶏を並べてくるか!と思いつつもいい対比ですね。
特に「老松白鶏図」の白い羽の美しいこと。
対照的に「南天雄鶏図」のほうは顔の赤いところと背後の植物の実の赤に気持ち悪いこと。でも、それがいいのです。
もう絵に絶対的なチカラがあるんですもん。こんなの見せられたら、残りの24幅も時間をかけて見に行くしかありません。
写真はポストカードです。
ありがちですが一枚だと150円。
でも30幅全て入ったのだと1200円!ええーと、150円で割ると8枚。今回のは6枚全部
買うし、次回以降も絶対買うだろうし、、、ええい、全部買っちゃえ。となってしまったのです。
図録は今度、買ってしまうかも。。。
各期、一回ずつ行くとしても、あと4回は通うことになりそうです
つづきはこちら
花鳥-愛でる心、彩る技<若冲を中心に> 第2期(宮内庁三の丸尚蔵館)
花鳥-愛でる心、彩る技<若冲を中心に> 第3期(宮内庁三の丸尚蔵館)
花鳥-愛でる心、彩る技<若冲を中心に> 第4期(宮内庁三の丸尚蔵館)
花鳥-愛でる心、彩る技<若冲を中心に> 第5期(宮内庁三の丸尚蔵館)
花鳥-愛でる心、彩る技<若冲を中心に>。すごいタイトルです。
宮内庁三の丸尚蔵館というところまで行ってきました。
伊藤若冲は、「博物館で初もうで」で見た「松樹・梅花・孤鶴図」ですごく好きになりました。
その後、ニューヨーク・バーク・コレクション展(東京都美術館)での「双鶴図」も良くって次に見る機会があればうれしいなと思っていました。
そうしたら、Takさんの弐代目・青い日記帳に今回の展示の情報が掲載されていたので、これはやっぱり行くしかありません。
しかも、無料ですよ!!うれしいじゃないですか。
それにしても、皇居の中に入るのってどれくらいぶりだろう。たぶん、子供の頃に親に連れられて行って以来なのです。
やはり、想像してたとおり観光客が多いです。
大手門をくぐって少し行った先に宮内庁三の丸尚蔵館がありました。
やはり、館内は狭いですね。
行って見てたいしたことなかったらどうしよう。。。とか思ってたのですが、全くの杞憂でした。
他のひとのもありましたが、やはりメインは若冲の「動植綵絵」です。
30幅あるのですが、そのうちの6つずつを5回に分けて展示するというものです。
もともとはお寺に収めた「釈迦三尊像」にもっと、箔をつける為に作成されたとのこと。その後、お寺から皇室に献上されたとのことでした。
なかなか、由緒のあるシリーズです。今回の展示の前に何年もかけて修復が行われていたとのこと。
写真の右上から左へ。「芍薬郡蝶図」、「老松白鶏図」、「南天雄鶏図」。
右下から左へ。「雪中錦鶏図」、「牡丹小禽図」、「芦雁図」。
今回はこの6点の展示です。
やっぱ、実物は強烈です。
面白かったのは観光客っぽいひとが圧倒されてて「すげー、すげー」を連発していました。
なんか、うれしくなりますね、そういう声を聞くと。
わたしは、かなり不審者モードだったと思います。
ずっと、ひとつの絵の前で止まってるのもまずいので、何度も何度もぐるぐる回って舐めるように見てました。
飽きないんですよね、それでも。
「芍薬郡蝶図」と「牡丹小禽図」の花の描き方がすごいのです。はっと行きを飲む美しさとこちらをえぐってくるような鋭さを併せ持ってるのです。美しいもののもつ棘ですね。
「雪中錦鶏図」と「芦雁図」には雪が描かれてるのですが、この白い雪があることで動きが出てるように思いました。
メインの鶏と芦雁はぶれることなくシャープに描かれてるのですが、この雪の降るあるいは、落ちていく様で「動き」=「時間」を感じさせてくれる気がするのです。
なんか、この2点だけ他の絵と違いませんか。わたしはそう思うんですよ。
「老松白鶏図」と「南天雄鶏図」。色は違うとはいえ、同じ鶏を並べてくるか!と思いつつもいい対比ですね。
特に「老松白鶏図」の白い羽の美しいこと。
対照的に「南天雄鶏図」のほうは顔の赤いところと背後の植物の実の赤に気持ち悪いこと。でも、それがいいのです。
もう絵に絶対的なチカラがあるんですもん。こんなの見せられたら、残りの24幅も時間をかけて見に行くしかありません。
写真はポストカードです。
ありがちですが一枚だと150円。
でも30幅全て入ったのだと1200円!ええーと、150円で割ると8枚。今回のは6枚全部
買うし、次回以降も絶対買うだろうし、、、ええい、全部買っちゃえ。となってしまったのです。
図録は今度、買ってしまうかも。。。
各期、一回ずつ行くとしても、あと4回は通うことになりそうです
つづきはこちら
花鳥-愛でる心、彩る技<若冲を中心に> 第2期(宮内庁三の丸尚蔵館)
花鳥-愛でる心、彩る技<若冲を中心に> 第3期(宮内庁三の丸尚蔵館)
花鳥-愛でる心、彩る技<若冲を中心に> 第4期(宮内庁三の丸尚蔵館)
花鳥-愛でる心、彩る技<若冲を中心に> 第5期(宮内庁三の丸尚蔵館)
コメント&TBありがとうございます~。
>私も同じことを思って買ってしまいました!
ですよね~、共感していただけるとうれしいところ。あの内容で1200円なら安いってものです。
図録は多分、次回買ってしまいますね。
>30幅全て入ったのだと1200円!ええーと、150円で割ると8枚。今回のは6枚全部買うし、次回以降も絶対買うだろうし、、、ええい、全部買っちゃえ
私も同じことを思って買ってしまいました!
Takさんも仰っておられますが図録も良いですよ。
展覧会も無料ですしお得です。
図録はたぶん、買うんです。
でも、自分の気持ちを押さえてじらせて、次回以降に買おうと思ってるのです。
>体調万全にして観にいきましょう!
ほんと、そうなんですよね。絵からにじみ出てるチカラがすごいのでこっちも覚悟していく必要がありますねえ。
無料でこれだけのものが
観られるなんて幸せなことですよね。
堪能してきました。私も。
(実は2度行ってます。既に)
図録はお勧めですよ。
私も珍しく買いました。迷わずに。
さぁ!残り4回も若冲の迫力に圧されないよう
体調万全にして観にいきましょう!