あお!ひー

叫べ!いななけ!そして泣け!雑多なことを書いてみる。

三井家のおひなさま(三井記念美術館)

2008-03-11 22:31:21 | アート系


ひなまつりの3/3も過ぎて記事を書くタイミングを逸してたのですが、なんとこの展示は4月までやっているということで書くことにしました。

いかんせん女子ではないのでひな祭りでわくわくするというのはないんですよね。

ただ、子どもの頃おんなのこの家に行くとこの時期に飾られるひな飾りはなんとまあ豪勢なものだろうという記憶は残っています。

さて、普通のお家であれば5段とか7段とかで大きさも想像のつくところ。

ところがやはり名門の三井家です。

昔から伝わっているものばかりだし、大きさと数がはんぱではありません。

浅野久子氏の雛人形・雛道具段飾り、壮観でした。

かと思うとあまり見たことのないようなタイプの雛人形もあるのです。


江戸時代の立雛なる人形。

男雛は堂々としてて大きく、女雛はこれに比べると控えめで小さい。

コンビニのネギトロ巻きのパックみたい。

顔と体のバランス、それに雅やかな衣装が素敵。

ひな道具って毎回、見るたびにくらくらしちゃいます。

これでもかって小さく、でも実物さながら精巧に作られてる。

食器や家具、鏡台などなど。みててかわいいなあと思う。

あと、今回収穫だったのは「市松人形」。

このポストカードが売ってたらなあ。

紫の美しい着物を着た日本人形。

少し開いた口の中に見える歯がなんともいえない表情を出していてついつい引込まれてしまう。まあるい顔は決してきれいではないのだけども。

市松人形とは歌舞伎役者の佐野川市松の似顔人形がもとだとのこと。

それが後に子供姿の着物人形になったとのこと。

これだけでお金払って見る価値があると思いました。

もう一点、興味を引かれる人形がありました。

三折御所人形なるもので腰、膝、足首の間接が曲がるように出来ているのです。

このギミックのおかげで正座が可能。

江戸時代にこんな和風人形なアクションフィギュアがあったんですね。

とまあ、メインどころの雛人形とは別の人形に惹かれてしまいました。

なお、和服で行くと通常800円の入場料が500円になるとのことです。

4/6まで。
コメント
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