灯り
Opinion
人間は誰しも幸福を望むものである。しかし、様々な難が立ちはだかる。その難を努力によって乗り越えられないのがある。例えば自然災害、飢饉、内紛などある。故に、宗教がある。世界ではキリスト教、イスラム、仏教など国によってある。日本にても590年ごろ仏教が伝来し神の国から仏教へ信仰が広まった。しかし、仏教も多くの派があって何が正しいのと判断が難しかった。ある宗教は布施を目的で人々の幸福を考えず金儲けに走った。故に、善神は怒り災害を降らせた。767年に日本に天才的な仏教者が出た。滋賀で生まれた伝教大師であった。まさしく、泥沼の蓮の花が咲いたようであった。伝教が出現する以前は仏教界は混乱していた。主流の天台宗は原本の教えから外れ邪教となった。それでは災害を呼んで田んぼなどでは凶作となり疫病も流行してしまうのである。伝教は闇を救うように公の場で法華経の重要性を説き、邪宗を破折したのだった。のち、日蓮大聖人が出現せられる前の正しき仏法者であったのである。
KIBOU 3月号
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