カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

トワイライト

2007年09月16日 | ★ 日々の呟き



このひと時はトワイライト。
いい響きの言葉だ。
たそがれ時。それも好きな言葉だ。
台風11号のせいで、雲が低く流れてくることしきりのひと時。



シルエットの屋並が、山側に次第に上がっているのは、この地がだんだんに高くなって山に続いていることを示している。
その山、金剛山を越えて、不気味に黒く低い雲が空を急ぐ。



今度はカメラを南にふってみた。
南西の空の高い位置に白い小さな三日月が出ている。
流れてくる雲を、「関係ないよ」とでも言うように冷ややかに見下ろしている存在が面白い。





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サトウハチロー作詞・中田喜直作曲

「ちいさい秋みつけた」

誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが みつけた
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた
めかくし鬼さん 手のなる方へ
すましたお耳に かすかにしみた
よんでる口笛 もずの声
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた


誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが みつけた
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた
むかしの むかしの 風見の鳥の
ぼやけたとさかに はぜの葉ひとつ
はぜの葉あかくて 入日色
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた

(1番と3番)



トワイライトの中を家路に向かう。
東の空はまだ明るい。
野道を歩きながら、口ずさみたい歌を画像に載せた。
野道には、蟋蟀が鳴いている。
名の知らない秋の虫の声も混じる。
昼間には庭の木にもずが来てけたたましい鳴き声をあげていた。

ひと時の散歩は、トワイライトの中だった。
背中から夜が次第に押し寄せてくる。

コメント (12)
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