カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

秋のお彼岸・墓参の半日

2007年09月22日 | ★ 日々の呟き


まず1番目は我が家のお墓へ

 
お彼岸のお墓参りに行ったのは、20日彼岸の入りの日だった。
「暑さ寒さも彼岸まで」の昔からの言葉が今年は全く通用しない暑さの連続なので、できるだけ早い時刻にお参りをしたかった。
いつもお花を買うJAの直販所は9時からでないと開店しない。
そこで、西へ車を走らせて花の売っているところを見つけた。
皆で、15の花数がいる。
農家の個人の出店だが、奥のほうから持ってきてくれて殆ど買い占めた形で間に合った。
車に花を積んでいると、「どうぞ」と言って、キュウリのお漬物を頂いた。
これはありがたかった。

お花を替え、線香を手向け、お経を唱えてから、道を隔てた畑のコスモスが楚々として青空に映えているのが目に入った。



2番目は実家の菩提寺へ

 
両親と祖父母のお墓のあるこの辺りは、路地の隅々まで子供の頃の遊び場だったので、ここにお参りすると、その辺りを歩きたくなるが、後2箇所のお墓参りがあるので、お参りをするだけにした。
本堂横から墓地までの植え込みに、白い萩がこぼれるように地面に枝先を下ろしていた。


3番目の墓参は叔母の眠る桜井寺

 
表門の厚い木の扉に桜の花が、このお寺の名前を象徴している。
天誅組所縁のお寺である。
ここには父の1番上の姉のお墓がある。
若くして連れあいと死別して子供がなかったので、足が不自由になってから実家で母が世話をしていた。
墓参を必ずするのは、亡き父母の習いを継いでいる。
境内の大きな萩は、まだ蕾だった。



最後は川向こうの高台の墓地にある夫の祖父母のお墓へ

 
真向かいに金剛山があり、町が一望できる。
ここでめったに会わない義父の親戚の一家とであった。
いつもお墓の掃除などしてくれていて、私がお参りする頃には草一本も生えていないし、お花や線香も手向けてくれている人たちだった。
私が小学校で受け持ったこの家の長男に、孫がいると聞いて、年月の重なりを今更ながらに感じた。
お経を唱える間一緒に付き合ってもらえて、ご先祖さんも喜んで見守ってくれているような気がした。


鵜沼~加納
コメント (6)
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