境内を行ったりきたりしながら、涼しさを満喫したので、お腹も空いたことだし、帰ろうと駐車場に戻った時のことである。
広い境内に響き渡る法螺貝の音が、静寂の中に流れた。
車に乗りかけていたがすぐに法螺貝に招かれるように戻った。
本堂で法螺貝を吹いていたのは若い僧侶である。
以前お参りしたときに境内でお目にかかった方であることを思い出した。
法螺貝の音に誘われたのは、私たちだけでなく外にも数人の参詣の人が、本堂に集まってきていた。
お腹の底、いいえ心の奥深く語りかけるような厳かな調べである。
暫くして法螺貝の音が、本堂に収まるようにまた静寂が戻った。
聴かせていただいたお礼を言って、写真を撮らせてくださいとお願いしたら、快く法螺貝をまた吹いてくださった。
「お昼休みだから、練習していたのですよ。」とのことだったので、それまでは何か修行をされていたのだろうと思い、お礼を言って龍泉寺を辞した。
聞こえた法螺貝の音は良い音色だったでしょうね。
空腹時には心より先に腹に響くのが当然ですね^^
力強くそれでいて深い哀愁のある響きでした。
コメントありがとうございました。
開祖でいらっしゃるのですものね。
コメントありがとうございました。