カフェテラス

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談山神社 拝殿回廊の吊灯籠

2012年07月01日 | ☆ ふるさと・大和

談山神社拝殿から西側に目を移すと、簾を通して青葉かえでの色が、涼やかで鬱陶しい梅雨の気分をすっきりさせてくれます。
この回廊から見下ろす紅葉の頃の眺望が大好きで、いつまでもここに居たく思うのですが、それに劣らず今のロケーションも、しっくりと落ち着いた感じでいいものです。
だからやっぱりここで長いこと時間を費やしてしまいました。



回廊に出る前に先ず拝殿から、本殿に参拝を済ませました。
御祭神は、藤原鎌足公です。


回廊西側の吊灯籠です。
吊灯籠も美しいのですが、ここからの眺望も格別見応えがあります。
この時期にお参りできたことは、単なる気まぐれでなく、多武峰の自然の気に招かれたように思います。





帰りの話題一つです。
神社敷地をはさんで、土産物屋や軽食の店が軒を連ねていますが、その前にずらりと石灯籠が並んでいますのでこの通りのことを灯籠ヶ辻と呼ばれています。

談山神社入口近くに、ひときわ大きい石燈籠があります。
後醍醐天皇寄進の燈籠で、元徳3年(1331)の刻銘があり、重要文化財です。
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8 コメント

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Unknown (とんとん・とん)
2012-07-01 08:38:11
 談山神社本殿の回廊の吊り灯篭と翠の楓いい
風景ですね、吊り灯篭と紅葉がきれいな所ですね
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とんとん・とんさんへ (anikobe)
2012-07-01 11:15:49
秋の紅葉のときも、1番目は塔と紅葉、2番目がこの回廊です。
人には好みがありますので、自分の主張は人に押し付けませんが、ここ 本当に好きです。
緑の中ですけどとても好きになりました。
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700年の歴史 (オヤジな私)
2012-07-01 16:07:06
700年の風雪に耐えた石灯籠!
素晴らしいですね。
人間の古希10倍の長命です。

この灯篭。
時代時代の変遷のなかで、なにを見、なにを感じてきたのでしょうか。

吊り灯篭は、いつまで見ていても飽きないでしょうね。
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オヤジな私さんへ (anikobe)
2012-07-01 17:32:40
素晴らしい石灯籠が、何気なく参道の道端に建っていましたので驚きます。
普通は、境内の中にあるはずのものですのにね。
この場所にあったからこそ、寄進された姿のままで、今までその姿を残せたのかもしれませんね。
激しい時代の変遷を、見つめ続けたことを想像したくなります。
歴史に深い知識のあるオヤジな私さんの想像は広がっていくことでしょう。
ありがとうございました。
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いろいろ (うさこ)
2012-07-01 20:35:17
人にもいろいろあるように、灯籠にもいろいろありますね。灯籠の制作を依頼した人、実際に制作した人、設置した人、見て祈る人、いろいろな想いが集約されているように感じられます。
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うさこさんへ (anikobe)
2012-07-01 21:16:34
これらの灯籠に灯りが入ったとき、きっとうさこさんの仰る集約された灯籠の無言の叫びが、闇の中に流れるかもしれませんね。
そんなことを考えながら、いろんな所で出会う灯籠がこれからも楽しみとなりました。
ありがとうございました。
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ふと・・・ (マオママ)
2012-07-02 18:04:17
吊り灯篭を見て
春日大社を思い出しました^^
同じ藤原氏所縁だからですか?

紋がカマになってるのを今回初めて知りましたφ(..)メモメモ
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マオママさんへ (anikobe)
2012-07-02 21:10:37
春日大社の回廊の吊灯籠も見事な並びですよね。
鎌の紋は、鎌足公のご神体を拝するばしょのかいろうだからでしょうね。
マオママさんにいわれるまで気がつかなかったです。
ありがとうございました。
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