平成2年に発足した かげろう座は、年々規模が大きくなり、今年も昨日町は賑わった。
午前8時30分にここで受付をして、出店カードを貰った。
江戸時代の紀州街道宿場町の名残を残している新町通りはここから西に伸びている。
早くも出店準備中の町筋を通って今日の出店場所に向かう。
1年に1度のこの町の大イベントに、このように出店した公立高校に地域に根ざした高校の一つの姿が見えて
嬉しい。
会員の親戚の方から素材になる靴下製造過程の廃材を定期的に頂いて、色別により分け、マットに編み上げる。
より分け作業が大変だが、手のあいた会員が寄り集まって弾む会話と共に作業を進める。
マット編みは、会員で出来る人が編むが講習会を開いて新しい人に編んでもらえるようにしている。
しかしなかなか編み手が増えないのが今の悩みである。
会員以外の方が強力な編み手として賛助してくれるので、おお助かりの現実である。
「ゴミひろい」、「かたたかき」隊員の小学生が通りを何度も往復して、市指定のゴミ袋に道路に落ちているゴミを拾って、美化活動をしてくれている。
このような活動をする子達は、決して道路を汚す子にはならないだろうと微笑ましく思う。
学級で、あるいは学年で話し合いながら地域のイベントに参加し、町を愛し、郷土を大切にすることの実践の場となっていることを頼もしく思えた。