カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

唐招提寺・うちわ

2007年05月20日 | ☆ ふるさと・大和
昨日5月19日は、奈良西ノ京の唐招提寺のうちわまきだった。
撒く時刻が、午後3時過ぎなので、ほかに行く予定があり、うちわまきの中で人々の群れに、もまれる自信もなかったので、お参りをした後、参拝の記念にうちわを購ってきた。

うちわ撒きの由来・http://www.kasugano.com/kankou/tousyodaiji/
春日野奈良観光さんのHP


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長い間空のままになっていた唐招提寺の黒塗り竹筒が、やっと昨日主が戻ってきた。
この竹筒は義父が生前、唐招提寺の何かの記念に頂いてきたものである。
義父は幼い頃に父母を亡くし、お世話をしてくれる人があって唐招提寺に入門した。
いわゆる小僧さんの頃から唐招提寺で厳しい修行をして、僧侶になったご縁がある。
白銀村(現在五條市)の山のお寺の住職になってからも、唐招提寺の行事のある時は、出かけて行ったのが私が嫁いだ頃よくあったように記憶している。

体力の無くなる頃まで、毎年唐招提寺で5月19日に行われる、うちわまき会式の時や、6月の開山忌の時には奈良に行っていた。
40年以上も前の事である。

義父は、うちわまきの日、帰る時に1本のうちわをお土産にしてくれた。
魔除けになるからと、欄間に差していた。
黒い筒を頂いてからは、欄間でなくその筒に挿すのが常になった。

年月の経るにしたがって、うちわの紙も破れたり、黄ばんだりして、小正月のとんどに燃やしてしまい、筒は空のままになってしまっていた。

以来うちわまきの日に、お参りしたいと思いながら、その念願がやっと叶った昨日だった。

コメント (14)
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