「この国のかたち」的こころ

敬愛する司馬遼太郎さんと小沢昭一さんに少しでも近づきたくて、書きなぐってます。

ブログのセキュリティ 利用規約を読み解く3 コメントの扱い

2005年03月08日 15時51分04秒 | BLOG論
 今日の話題はコメントについてです。
 コメントについては今までもブログ論で心理的というか道徳的側面からアプローチしてきました。では利用規約は、どう謳っているのでしょう。

6.会員は、本サイト内編集ボタンからいける設定画面内等の設定により自己の記事に対してコメントを受け付けることができるものとします。会員がコメントを受け付ける設定を行う場合、会員は、コメントが本規約第12条第1項各号のいずれかに該当する又は該当する恐れがあると合理的に判断できる場合、当該コメントを削除しなければならないものとします。但し、会員が本項の定めに従い受領コメントを削除したことにより、会員と当該コメントを投稿した他の会員又は第三者の間で問い合わせ等がなされた場合、会員は、自己の費用と責任においてこれを解決するものとし、かつ当社を免責しなければならないものとします。なお、会員は、コメントを削除するためには、本サイト内設定ボタンからいける設定画面等から削除を行うこととします。

 コメントが付いた場合について述べています。そのコメントがブログを管理する人が見て公序良俗に反すると判断した場合には削除しなくてはいけないと言っています。(12条第1項)この場合公序良俗というのは各自の判断に任されますから要するに「これはヒドイ!」って思ったら素直に削除していいよ、ということになります。合理的と言われるとチョイトビビリますが堂々としてれば怖くありませんので「俺がルールブックだ」位の貫禄でいてください。どうせ基準なんてはっきりしませんし、「最高裁まで持って行く」と言えば相手はひるみますから…。ってコメントで裁判に持ち込まれることはないと想定してるのでしょう。
 本人が削除しない場合、会社が判断して削除してもいいことになっています。これも後で話題にします。

 で、削除したことによって相手が「何で削除するんだよー」と言ってもめ事になっても会社は責任を持たないよって言ってます。

7.会員は、自己の裁量において、いつでも自己が投稿した記事の全部又は一部を削除することができるものとします。この場合、会員は、当該記事に対して投稿されたコメントがある場合、本項に従い会員が当該記事を削除することにより当該コメントすべてが削除されることを認識するものとします。会員が当該記事を削除したことにより、当該コメントを投稿した他の会員又は第三者より問い合わせ等がなされた場合、会員は、第1項の定めに従い、当該問い合わせ等に対応するものとします。

 ブログ管理人が自分の記事を削除してしまった場合、それにくっついていたコメントも一緒に削除されてしまうのを知っていてねという内容です。

 「このコメントは我ながら名文である。」と密かに思っている人はどこかに保存しておくのがいいかと思います。


8.会員は、他の会員が開設する会員ページ内の記事が本規約第12条第1項各号のいずれかに該当するとして、他の会員又は当社に削除された場合、会員の責めに帰すべき事由がない場合であっても、削除対象となった当該記事に対して自己が投稿したコメントが削除されることを予め承諾するものとします。

 自分の付けたコメントが本人の了解なく削除されて、またその理由が分からなくても文句を言っては行けませんよという内容です。

9.会員は、他の会員の会員ページにおいて自己が投稿したコメントを投稿した場合、当該コメントを自らは削除することができないことを予め承諾するものとします。

 自分で付けたコメントは付けた本人は削除できませんよという話です。それどころか修正もできないのでポチッとボタンを押す前にもう一度内容を確認しましょう。二重投稿や「後悔先に立たず」ということわざが頭の周りをグルグル回るなんて事は僕は良くあります。

10.当社は、本サービスを提供するためにインターネットを使用します。したがって、会員は、本規約のほか、インターネット上において一般的に遵守されている規則、方針、手順に従うものとします。会員は、スパミング等その他、他人に迷惑をかけることを目的として本サービスを使用しないものとします。

 ブログで他人様に迷惑をかけては行けませんよと言う内容です。注目すべきはスパミングも迷惑の範疇に入れていることで…。
 あっ!スパムは皆さんもご存じだと思いますがブログにおけるダイレクトメールと同じだと思ってください。大量かつ無差別に送られて来るので削除するだけで「大迷惑!」ですし、「どっからここのメールアドレスを知ったんだ?」と不気味に思うでしょ。

 僕は以前懸賞サイトでよく応募してましたが、この手のメールが大量になったのでやめました。

11.当社は、記事、コメント及びリンク先に関して、会員と他の会員又は第三者の間で生じた、著作権・商標権等の知的財産権、名誉・信用・プライバシー等の人格的権利その他一切の権利の侵害等の問い合わせ等について一切関知しないものとし、会員は、自己の費用と責任で当該問い合わせ等を解決するものとします。

 ブログに著作権などあるのか?と驚きましたが考えてみれば創作ですモンね。あって当然です。ただし厳密に取り締まられるとブロガーの方がまずいんじゃないかと思ってしまうのは僕だけでしょうか。


 ブロガーは自分のブログは自分で守る姿勢を持っていなければいけませんね。コメントもTBも宣伝的なものはドンドン削除しちまいましょう。

 そんなことして向こうが怒ったら怖くないですか?と思われるかもしれませんがブログ参加者みんなで「えいや!」とやってしまえば怖くないのです。向こうが相手にしたいのは個人で向こうが怖いのは大衆の意識ですから…。

次はもうちょっと表示を工夫して書きますね。

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