芸能人がよくやる罰ゲーム系のものに10mの高飛び台から飛び降りるというのがある。バンジージャンプの場合もそうなんだけど、彼らに言わせると最初より経験してからの方が怖いという。最初は未知の恐怖が心を支配するのだそうだ、しかしそれよりも次の既知の恐怖が勝る場合もあるのだそうだ。それが10mの高飛び込みなのだそうだ。ぼくら静岡県民は今まで大きな地震という未知の恐怖かうる覚えの恐怖と戦ってきた。そいつは漠然としていただけにどこか現実味がなかった。阪神大震災も新潟も東北もどこかしら、真摯に学ぼうとする姿勢はあっても、どこかで、あれほどにはならないだろうという変な思い込みがあったのかもしれない。でも僕らは現実の恐怖知ってしまった、しかも本番はこの1.6倍増して想像しなければならいという、とんでもなく追い詰められた状況にある。さあてこれから眠れますかね。
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