「この国のかたち」的こころ

敬愛する司馬遼太郎さんと小沢昭一さんに少しでも近づきたくて、書きなぐってます。

沈黙の観衆 コメントと油断の範囲

2005年01月27日 21時44分14秒 | BLOG論
 コメントをしてもらうと、返事を書くのがこの世界の常識らしい。僕は当初、そんなことも知らずに、コメントをもらうと、ただただうれしがっていた。今考えると随分失礼なことをしたものである。そしてある日、勇気を出して他の人のブログにコメントを書き込んだら、次の日リアクションがあった。コメント(2)と書いてあったその場所をクリックするまで、僕と同じようにコメントつけた人がいると思っていた。そしたらそのブログの管理人がお礼を述べていた。そんときの感動はいまでも覚えている。(そりゃそうだよ、3ヶ月前だもの)
 調子に乗って返事を長々と書きまくった。これまた迷惑な男である。そしてそのブログのありとあらゆる記事にコメントを入れようとした。(アブナイおっさんである)その辺まで来てやっと自分のしてることの異常性に気がついた。
 だいたいブログのマナーなんてだれが決めたんだ!?誰も決めてないよね。だからマナーだと思うのだが、これがパソコンの掲示板なんぞに書き込んだことのない人だから、ぜんぜんわからない。それに掲示板とやらを垣間見ると、これはもう無法地帯と言えるわけで誹謗中傷いじめのオンパレードの世界だとみえ、3分もあればムカムカと吐き気を催してくること間違いなしではないか。
 それに比べブログの世界のなんと穏やかなことか。これも100万件を超えるとおかしくなるのか、僕はその点、意外と楽観視している。まあそれはさておき、僕は自分の変態さを誇張するようで変だがコメントに抵抗がない。僕のブログに対するコメント率は今のところ300分の1くらいであるから、それがそのまま適用できるとは思えないけど、1パーセント未満の割合で存在するコメントマンである。10万に何人いるんだ?計算してください。算数苦手!コメントに抵抗がないどころかむしろ積極的に話しかけようとしている。
 「寂しいの?おトーさん。」と変なメールが一杯届きそうであるが、「んなこたあない」とタモリ風にトボケルのみである。ではなく理由はある。それもただ1点。もらってウレシイモノだからあげて喜ばれれば、更にう嬉しいからである。
 ブログのコメントはブロガーなら誰しも嬉しいはずである。こっちの素性なんて関係なし。黙ってみてるだけじゃありませんよ~。PCの向こう側でリアクション取ってるんですよ。教えてあげたい。これって独善的?
 でも、見てるすべてのブログにコメントしてるわけじゃない。慈善事業じゃないからね。そう考えてたら失礼だよね。一度きりでやめてしまうブログもいくつかある。ナゼだろうと考えてみると、管理人の返事に左右されることもあるのではないかと思う。
 続いているのは、結構砕けてくれる人かな。なれないうちはまじめ一本やりの返事でどうも堅苦しい。次にコメントしにくくなる。大上段から振りかぶるように感謝される場合もいただけない。かといって素性を知らないとはいえタメ口聞かれるのもなんだしなあ。とおじさんは結構細かい。
こうなると「お水系」のお姉さまのブログにはかなわないんじゃないかと思う。彼女達の、いやコメントが上手な人たちに共通して言えるのは自分を何処まで油断させるかにも大きなポイントがあるようで、親しさと甘えと相手に与える信頼感と馴れ馴れしさ、冗談と本気の境界線で実に危うく泳いでいる。そしてブログ上の人格を楽しんでいる。ぼくも安心して自分を遊ばせることができる。
 それも悪くない。だけど清楚、誠実、律儀もコメントを引き寄せるものであるし、なんと言っても、同じ価値観を持つ仲間にめぐり合えたという一種の感動を分かち合えた系のコメントほど人をうつものはないようで、これはコメント送受信のどちら側にいても、継続したくなる出来事なのである。
 
 
 

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2 コメント

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Unknown (Drunkcat)
2005-01-28 00:01:31
おばんです。



毎度のことながらふむふむと思いました。



考えてることをこれだけ言語化するのってなかなかできないので尊敬です。



俺もコメントもらうと嬉しいです。



ってか読ませてもらってる分、何か足跡を残そうかと…薄いですけど。



それがマナーだから、とかはあんまり考えてませんね。



でわ、また来ます。
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ありがとね (aniki)
2005-01-28 17:55:34
 僕の文章はあくまで素人です。書きっぱなしで添削もしてない。いわば掘り出したばかりの泥付大根で、drunkcatさんは、泥を落とし、皮をむいて摩り下ろして醤油をかけて食べてくれてるわけで、尚且つ「おしいい」と言ってくれてるのだから、とてもありがたいのです。大根きらいな人も泥嫌いな人も一杯いるわけですから。

 いつまで続くか保障できませんが、これからもよろしく。
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