オイゲン・ヨッフムのベートーヴェン、ブラームス、
ブルックナーのザ・シンフォニーズ聞く。
重厚感のある古色蒼然とした渋い響きに惹かれる。
特にブラームスが渋い。半世紀前に引き戻される。
ヨッフム、地味に良いのが味わい深い。
同じく地味に良いラファエル・クーベリックの
生誕100年記念箱に惹かれる。
庭に赤いチューリップが咲いてかわいらしい。
テーブルに赤いチューリップを置けば
あなたはランプを手に入れたのだとバシュラールは書いている。
今運命と田園を聞いている。
重厚感のある響きが良い。
好々爺ヨッフムは響きがドイツ的。
今では失われた古き良き重厚な演奏が聞ける。
昨日はラジオでサイモン・ラトルの第九を聞いた。
ラトルも悪くないが好々爺ヨッフムに一票である。
最近再版される地味な指揮者のボックスセット、
皆、写りのいい写真を選んで箱にしている。
しかも初回限定盤とか完全生産限定盤である。
ついついつられてしまう悲しきさがである。
夢に父親が出てきてクリスマスを見せてやろうかと言う。
ディケンズみたいな夢だった。
危うく中有を彷徨う所だった。
宙を飛び聖夜へ連れてゆくと言う父親の影消えた春先
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