軸の幅は1m近くあります。
金剛界曼荼羅のほうは昨年描いてあり、胎蔵曼荼羅のほうは今年のはじめごろには描いてしまって先生に軸装を頼んでありました。
ほかにも1回目に描いた金剛界曼荼羅を軸装から額装に変更していただくのをお願いしてあって、それはもうできあがっていて、この胎蔵曼荼羅で一連の曼荼羅制作は一区切りです。
細かいことを気にし始めればきりがないのでここまでなんとかできただけでも感謝しなくては。
なんと真ん中におわします大日如来像は、先生が私の絵の完成記念にお祝いとして差し上げる、と言って持ってきてくれました。
あまりにも立派なのでただもらうというのはどうにもこうにも恐れ多くて困ったなあ。
ずいぶん前にご自身で彫刻した木造で、白木のままだったものを私のために直前に金を吹きかけてくださっています。
なんでも、仏像というのは彫るのは本来別の人がやり、最後の金の吹付けは絵師がやるのだとか。
そのための練習用に大日如来像を先生が彫ったそうです。
仏壇屋の仏像くらいしかこのへんで見たことないので、あまりにも大きくてびっくり。
「聖なる空間」をつくるために必要なアイテムということですので申し訳ないですが有り難く頂戴しました。