朗読劇。
こんなに疲れると思いませんでした。
まだ稽古がスタートして3日目。
なのに、
もうバテバテ、へばへば、ヨレヨレです。
今日は正味7時間の稽古でしたが、
普通の芝居なら、ぜんぜん珍しいことじゃありません。
というか、1日稽古としたら短いくらいです。
なのに・・・、
最後は舌がもつれて、カミまくり。
心身ともにヘロンヘロン
なぜなんだろう、と思って、気がつきました。
当たり前なんです。
まず、休みが皆無であること。
少人数で、1本を読んでいきますが、
まだ担当が決まっていないので、とにかく出ずっぱり。
短い休憩をはさんで、7時間、集中しっぱなし。
普通は稽古を見ている時間があるのに、
それが一切ない。
そりゃぁ、疲れます。
しかし、演出家って、
いつもこれなんですね~。
こんな長時間の集中を、稽古期間中ずっと。
私はやっぱり演出はできません
そして、もうひとつが役の数。
普通の芝居なら、よほど特殊な状況でない限り、
1人で何役もやることはありません。
その役の感情をキープすればいいわけです。
ところが朗読は、何役もやる上に、地の文もある。
地の文はナレーションとして、淡々と読み、
この役は、激しい人間、
この役は、誠実さを出して、
なんてやってると、もう頭も心もぐちゃぐちゃになる。
もちろん、何人かで分けて読むんですけど、
なまじ、長くやってきた役者が多いので、
これまでの芝居の作り方が出ちゃうんですよね。
だから、もう、感情の切り替えに四苦八苦で
たぶん、朗読って、違うんだと思います。
だけど、まだそこがつかめてないから、
役が変わるたびに、
いちいち自分を丸ごと変えちゃって、
とんでもないエネルギーを消費する。
落語なら、
全部の役をやっても平気なんだけどなぁ・・・。
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