雨ですねぇ。
豪雨のところも多いとか。
皆様、大丈夫でしょうか?
我が家のあたりは普通の雨ですが、
かなり景気よく降っています。
・・・と、それとはまったく関係なく、
舞台から離れて1年半。
上書きするものが何もないせいか、
これまでの公演を振り返る時間が増えました。
普通「振り返る」時には、自分の演技のダメ出し、
というか、
ボロくその大反省大会になるのですが・・・、
これだけ間が空くと、
妙に冷静になりまして・・・。
いやぁー、あれはひどい公演だったなぁ。
今さらながら、
来ていただいたお客様に申し訳なかった、
みたいな記憶が、
イロイロと湧いてくるのです。
(そんなにひどい芝居に出たんかいっ!)
役者がひどかったとか、
ホンがひどかったとか、
役者もホンもひどかったとか。
(おいおい)
でも、ここが肝心なのですが、
やっているときは、不思議なことに、
それほどひどいと思わないのです。
(本当にヤバいと思った時もなくはなかったけど)
だいたい、稽古中に共演者に対して怒っている時というのは、
その役者が集中してなかったり、
意識が低かったりであって、
そんなときには、
芝居の上手い下手はあまり関係ないんですね。
そして同じように、
新人さんで懸命に頑張っている子に対しては、
少々下手でも、だんだんだんだん評価が甘くなってしまう。
ましてや自分が演技指導してたりすると、
少しでも良くなると、かなり良くなった気になってしまう。
またホンにしても、
ずっとそのホンばっかり読み込んで、
ずっと稽古していると、
最初、これはヤバいぞと思っていたホンでも、
いい所が見つかってきたりするんです。
この情の移り方が怖いんですよね。
でも、これ、私だけじゃなくて、
大なり小なり、みんなあるようです。
観に行って、
「いやいや、こりゃないわ・・・」
と思った舞台でも、
出演した友人は「最高傑作」みたいなツイートしてたり。
でも、それ、きっと本心からなんですよね。
思いっきり情が移って、
「本当に面白いんです!ぜひ!」って。
・・・あの作品を、ね(毒吐きすぎ・笑)
でも本当に、これはマズい!
お客様に情は移らないんだから。
下手なものは下手、ダメなホンはダメ。
そこは冷静に考えないと!
ただ不思議なことに、
こっちが「これはヤバい」と思っている公演が、
意外にお客様には評判が良くて、
面白かったと言っていただけたり。
こっちが「これは面白いぞ」と思う公演が、
お客様にはイマイチだったり。
もちろん、お好みもバラバラですしね。
だけど、そりゃやっぱり、
一定のレベル以上の公演を打てば、
それなりの評価はいただけるわけで。
ということは、
声をかけてもらっても、
やみくもに出ちゃいけないし、
また、そんな公演に呼んでいただけるような、
役者でなきゃいけないわけで。
・・・って、
予定ゼロで何言ってるんだか(笑)
ちなみに、関係各位。
ワクチンを打ち終わるまでは、
私はオファーを受けません。
なので、
ダメそうな公演だからオファーを断った、
などということでは断じてございませんので!
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