駅のホームで、
電車を待つ列に並んだら、
私の前に、
夢中でスマホをいじっている女の子。
どこにでもある光景だけど、
女の子の髪はバレエ用のお団子。
これからレッスンなのかな、と思って、
見るともなしに、背中越しに画面を見たら、
誰かは知らないけど、
間違いなくタカラジェンヌの顔写真が。
年は小6か中1くらい。
そうかっ!
宝塚に憧れてるのね!
それで懸命にレッスンに通ってるんだ!
あどけない横顔に、
オバサンの妄想はどんどん膨らんで、
見ず知らずの女の子は、
夢に向かって頑張る、
幼いヒロインになっていった。
ねぇ、大丈夫?
意地悪な先輩にいじめられたりしてない?
大切な発表会の前に、
足をケガしちゃったり、とかない?
急にお父さんが病気になって、
バレエを続けられないとか、ない?
オバサンの妄想は、すでにはち切れんばかり。
と、突然、
彼女が列から離れた。
思わず、後ろ姿を目で追うと、
そこには同じくらいの年頃の男の子が・・・。
おいっ、ここで腕組むか??
まだ子供だろーがっ!
というか、
これからレッスンじゃないのかっ?
というところで、電車が到着。
私は当然乗るしかなく、
でも、彼らはホームに残っておる!
おいっ!
ま、ま、まったく、近頃の子供は・・・。
昭和な妄想を楽しんだオバサンは、
ただ、遠ざかる彼らの姿をみておりました、とさ。
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