さて、やっと、劇場編に入りました
ず~っと、
今回、イマイチだよなぁ、
などとグダグダ言いながら、
ウラ写真を出し続けていますが、
どうなのかなぁ。
うーん、
でも実際、そんなに面白いネタもなかったからなぁ。
(グチグチ)
ということで、
こんな感じのまま、まだ続けてまいります。
まずは、ニセモノの話から。
舞台の上はニセモノだらけ。
言ってみれば、芝居自体が作り物(ニセモノ)なわけで、
所詮、芝居はひとときの夢、砂上の楼閣・・・、
なーんちゃって、
それほどのもんじゃありませんが、
いかにそれっぽく見せるか、というのも、
腕の見せ所だったりします。
たとえば、これはプロの技。
美術さんか、舞台監督さんか、
どちらかが作ってくれたサイドボード。
私もだまされた!(笑)
近くで見ても、すごく重厚な作りなので、
借りてきたものだと思ってました。
そして、この桜。
本番は4月8日~14日で、物語の中でも、
「稲沢さん、この辺りの桜はもうほとんど終わってるでしょ。
こんなに立派な枝、どこで見つけたの?」
(略)
「これ、弘前の桜です。
ネットで調べたら、青森県は今ちょうど満開だったので・・・」
というセリフがありましたが、
これはもちろん、
弘前から持ってきたのではなく、イミテーションです。
でもどこから見ても本物そっくり。
いや、本物以上にきれいでした。
というのも、この造花、
そんじょそこらのニセモノじゃない。
ものすごく高級な造花なのです。
実はオバちゃんトリオの1人、
大塚みどりさんは、造花のデザイナー。
その会社も経営している社長でもあります。
(サイトもすてき)
その彼女が、調達、花器選び、アレンジにいたるまで、
全部引き受けてくれました。
主宰も、最初から彼女に頼るつもりで、
気楽に「弘前の桜」を登場させたというのですから、
主宰もなかなかの悪よのう(笑)
そして今回最大の努力賞がこれ。
来々軒のアルバイト萌絵ちゃんが、
髪に飾っていた餃子です。
稽古中の休憩時間の雑談というのは、
ほとんどが芝居がらみなんですね。
やっぱり、ずーっと頭の中にあるから、
なかなか違う話に切り替わらない。
といっても、演技の話は、
みんなでワイワイって感じじゃないので、
一番出るのが、衣裳ネタで・・・。
たまたま主宰に髪型を相談していた、
萌絵役の堀内麻緒ちゃん、
まだ新人さんということもあって、
それを聞きつけた先輩たちの、
絶好のネタになりました。
「ラーメンのどんぶり、かぶりゃいいじゃん」
「え~、それは・・・」
「いいのよ、そんな話、マジメに聞かなくていいから」
「はい・・・」
「でも、やっぱりツインテールでしょう」
「ですよね。で、飾りを何にしようかと思って」
「ギョーザ?」
「ショーロンポウも可愛い」
「右に餃子で、左に小籠包!」
「あ、いいねいいね」
「本物つけるとか」
「臭いよ~~」
・・・何のことはない、
結局みんな、無責任に喋ってただけ!
でも、もちろん、
面白いと思ったから勧めてたワケで、
よくマグネットなんかにあるじゃないですか。
ああいうのをつければいいな、って。
でも、実際に探すとなると・・・、
大きさなどの問題で、
どうしても無かったのだそう。
でも!
ここがマジメな新人さん。
食品サンプルを作っている友人から手ほどきを受け、
一から全部自分で作っちゃいました。
餃子についているリボンを持って~、
シューっと引っ張る!
手を離すと、シュルシュルッ、パッチーン、
と元に戻ります。
本人によると、
客席からだと餃子に見えなかったらしい、
と、がっかりしていましたが、
いやいやあのシュー&パッチンで、
鉄板の笑いをとってたんだから、それで十分よ。
ただの面白い飾りで終わらせず、
ネタまで仕込んだあたり、
なかなかセンスがいいぞ!
(つづく)
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