今日、用事の帰り。
あまりの空腹に、改札を抜けてすぐ、
駅前にあるケンタに目をやりました。
まさに駅前。
道を挟んですぐのところに、
ケンタッキーがあるんです。
（チキン食べようか、サンドにするか？
）（またカロリー高いぞ、どうしよう
）（でもお腹すいたし
）毎度おなじみの葛藤を抱えながら、
お店の前に行って、
・・・・・・・・！
ウソでしょ？
にわかに信じられませんでした。
店内は真っ暗。
椅子やテーブルが乱雑に積み上げられ、
メニューなどが床に散らばり、
その荒れ果てた様子が、
なんとも悲しくて。
その場に、
しばらく、立ちすくんでしまいました。
いや、そりゃね、
たかがケンタ、ではあるんですけどね。
でも、
あまりに昔からあったから。
なぜか、絶対につぶれないような気がしてた。
子供たちが小さい頃、
ここで食べるのが、すごく楽しみだったし。
２階の窓際の席で、
駅から出てくる子供の姿を待ったこともあったっけ。
そう、駅を全部見下ろせたから、
待ち合わせするにも、すごく便利で、
だから余計に、思い出深いのかもしれない。
仕事を持ちこんで、
けっこう居座ったりもしてたっけ。
まぁ、
だからといって、
こっちだって、そんなに通ってたワケじゃないし、
勝手な時だけ使って、
今さら寂しいもないんだけど。
でも、感傷に浸りつつ、
ひとつ、クールに発見しました。
悲しくなるほど、ものすごく乱雑に、
店の大小の備品が積み上げられていたのですが、
＜あのおじさんだけは、そこにはいなかった！＞
最後の砦だけは、守るのでしょう
この駅前のスペース、
今度は何になるんだろう・・・。
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