自分の思い入れだけで、思い出話をたっぷり書く、
なんていうブログを、
いつも心の中でボロクソに言っているものですから、
そういう思い出話を、自分が書くのは、
どうも気に入らないのですが、
あの・・・、
ウラ話をスタートさせる前に、
ひとつだけ、思い出話を書かせて下さいませ。
やはり、今回の公演の話です。
私たちBチームの主役だった藤澤太郎君は、
自分で劇団も主宰している、なかなかの才人で、
劇中で野球チームのイールスが歌った歌の作曲も、
彼が手がけていますし、
主役カップル(恭平・久美)の着るTシャツも、
自分でデザインして、アイロンプリントで作って、
2人で着ていました。
監督が鰻屋だから「イールス」
だから、こんなかわいい鰻のイラストなんですね。
真夜中に突然現れたイールスの面々、
最初は彼らのお節介な騒がしさに辟易していたものの、
その優しさに触れて、久美はひとつの賭けに出ます。
この人たちと一緒にいれば、
遊び人の恭平も変わってくれるのでは?
そこでまず、久美が、
彼らと積極的に仲良くなっていくのですが、
それを表すために、
まず久美が着てみせるのが、このTシャツ。
だから、ご丁寧にも、
イラストのサインは「Seiji」
劇中のイールスのエース、
魚屋の清さんの名前になっています。
その後、恭平も着て登場するのですが、
<舞台でのみ生きるTシャツ>に、
なにか惹かれるものがありました。
だいたい「イールス」なんてフザケた名前のチームが、
世の中に存在するとは思えませんしね。
とはいえ、これって、
言ってみれば、ただの小ネタです。
恭平が、久美のイールスTシャツを見て、
「おい、何だよ!」
と驚く、という、ただそれだけ。
その「小ネタ」ひとつ作るために、
太郎君は、イラストを描き、プリントアウトし、
白のTシャツを用意して、
アイロンでプリントするという、
とんでもない時間と手間をかけたワケです。
彼は、ずっと出ずっぱりの主役の上に、
別チームでもガードマン役があるため、
稽古も本番も、一切休みなし。
そんな中で、いくら思いついたからといって、
よく作る気になったもんだと、みんなで驚きました。
「ようやるよ~」
「寝る時間あるのー?」
でも、彼の「ようやる」は、
それだけでは留まらなかったのです。
・・・と長くなったので、
ここで切って、明日まで引っ張ってみますか(笑)
ただダラダラと書いていても、なんですからねぇ。
ということで、この続きは明日に
(つづく)
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