望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ちょっといい話

2011-07-14 12:07:20 | 暮らし・花・趣味

今回は珍しく、お笑いネタではありません。


仙台の親しい方から、大きなキルトケットを頂いたんです。

ひと針ひと針、手作りのキルト。



「もっと早く仕上がる予定だったんだけど、
 震災のあと、3ヶ月くらい、まったくできなくて。

 やっぱり、幸せな気持ちじゃないと作れないんですよね」


仙台市の中心部だったので、ご家族も家も無事でしたが、
やはり、長い間、ライフラインの途絶えた日々。

最近になってやっと、また針を持って、
途中で止まっていたキルトを完成させてくださったようです。





あぁ、そうか・・・。

そうだよね。


 <幸せな気持ちじゃないと作れない>


この言葉が、ストンと私の中に落ちました。



というのも、そのキルトが、不思議なキルトだったんです。

見ているだけで、すごく幸せな気分になれる、という。


技術とか、きれいとか、もちろんそれもある。
でも、そんなものを越えた、何かがある。

なぜか、幸せな気分になれる、不思議なキルト。


やっぱり、そうなんだ・・・。

無機質なモノであっても、それを作るときの気持ちで、
こんなにも、ただのモノが変わっていくんだ。

こんなに、見る人間の気持ちを変えてしまうんだ・・・。




幸せな気持ちを常にキープするのは至難の業だけど、

何かに向かおうとするとき、

   この言葉を思い出せるといいな。


日常にまぎれて、どこかに放り出してある「幸せな気持ち」を、

ときどき「あれ? どこいった?」と探してみられたらいいな。

探せば、意外に近くに転がってるかもしれないものね。




当のキルト、事情があって全体はお見せできないのですが、
端っこだけ、チラッとお見せします   




さっ、「幸せな気持ち」を引っ張り出してみるか!

よいしょっとぉ
コメント
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