今、苦しんでいる1人の大事な友だちへ。
普通にメールを送ってもいいんだけど、
あえてブログを使います。
別に大した意味はないんだけど、
1対1で話すより、ここに書くと、
大勢からエール送ってもらってる気がするでしょ。
今朝の新聞に、高校野球の記事が載ってて、
現在、42歳の元高校球児が2人で対談してました。
2人とも、甲子園にはほど遠い学校で野球やってて、
甲子園は出る所ではなく、見る所。
それが当然だと思っていたのだそう。
でも、それぞれ大学を出てからプロになり、
第一線で活躍し、野球選手として頂上まで上りつめた。
ところが2人のうちの1人は、パリーグの人だったため、
彼は、トッププロになっても、
なかなか甲子園で試合をするチャンスがなかったんだって。
私は野球に疎いのでわからないんだけど、
行く球場って、決まってるらしいのね。
そして、36か7になった時、
セリーグに移籍したんだって。
そしてついに、甲子園の土を踏んだ・・・。
私が感動したのは、
「そのときにスパイクに付いた土を、今でも残してある」
ってことなの。
もうトップに上りつめたプロ野球の選手が、だよ。
20年近く前のあこがれを前にして、
17、8の男の子と同じ事をやっている・・・。
人間、あこがれ続けた原点に立ち返ると、
本当に素直になれるんだよね。
いいオッサンでも、オバサンでも。
今の自分の価値やプライドなんて、
なにひとつ、こだわらない本質的な自分に戻れる。
私も初めて養成所の稽古場に入ったとき、
思わず、稽古場の床を撫でたことを、今でも思い出す。
傲慢になりかかると、いつも、
そのときの気持ちを思い出すようにしてる。
でも、あこがれのものと出会える人ばかりじゃない。
それどころか!
どんなに甲子園にあこがれても、
死ぬまでグランドに立てない人の方が、
ずっとずっと多いんだものね。
でも、
あなたは、今、そのグランドに立っている。
あこがれ続けて、もう何年になる?
その長い年月が、今、現実になっている。
がんばれ!
グランドから見る景色を、いつか楽しめるように・・・。