望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ある友だちへ

2008-06-21 14:38:13 | 演劇・舞台・小劇場
   
今、苦しんでいる1人の大事な友だちへ

 
 
普通にメールを送ってもいいんだけど、
あえてブログを使います。

別に大した意味はないんだけど、
1対1で話すより、ここに書くと、
大勢からエール送ってもらってる気がするでしょ。

              

今朝の新聞に、高校野球の記事が載ってて、
現在、42歳の元高校球児が2人で対談してました。

2人とも、甲子園にはほど遠い学校で野球やってて、
甲子園は出る所ではなく、見る所。
それが当然だと思っていたのだそう。

でも、それぞれ大学を出てからプロになり、
第一線で活躍し、野球選手として頂上まで上りつめた。

ところが2人のうちの1人は、パリーグの人だったため、
彼は、トッププロになっても、
なかなか甲子園で試合をするチャンスがなかったんだって。

私は野球に疎いのでわからないんだけど、
行く球場って、決まってるらしいのね。

そして、36か7になった時、
セリーグに移籍したんだって。

         

そしてついに、甲子園の土を踏んだ・・・。

私が感動したのは、

そのときにスパイクに付いた土を、今でも残してある

ってことなの。

もうトップに上りつめたプロ野球の選手が、だよ。
20年近く前のあこがれを前にして、
17、8の男の子と同じ事をやっている・・・。

         

人間、あこがれ続けた原点に立ち返ると、
本当に素直になれるんだよね。

いいオッサンでも、オバサンでも。
今の自分の価値やプライドなんて、
なにひとつ、こだわらない本質的な自分に戻れる。

私も初めて養成所の稽古場に入ったとき、
思わず、稽古場の床を撫でたことを、今でも思い出す。
傲慢になりかかると、いつも、
そのときの気持ちを思い出すようにしてる。

           

でも、あこがれのものと出会える人ばかりじゃない。

それどころか!

どんなに甲子園にあこがれても、
死ぬまでグランドに立てない人の方が、
ずっとずっと多いんだものね。

でも、

あなたは、今、そのグランドに立っている。

あこがれ続けて、もう何年になる?

その長い年月が、今、現実になっている。

がんばれ!

グランドから見る景色を、いつか楽しめるように・・・。

コメント (2)
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