ドルフィンベルベット

高齢馬のケアと徒然日記

『悲しみの声が聞こえる』

2008年02月01日 21時04分47秒 | 読書日記
動物と話ができるというイギリスの女性騎手ニッチ・マッケイさんの手記
動物達が何を思っているのか“感じ”、そして彼らに気持ちを伝えることができるのです。羨ましいです

誰でも一度は経験したことがある場面が多く、今まで出会った馬や犬や鳥たちを思い出しながら読みました。
辛い体験をした動物たちの悲しい声がたくさん紹介されています。
でも悲しい声ばかりではありません。
ニッチに依頼する飼い主達は、みな彼らの動物をとても愛しているから。
そう、ヒト以外の生物もヒトも同じなんです。それがよくわかりました。

ちなみにニッチはとても感受性が高く、美しい景色はもちろん、月や風や静寂にも感動する人  
私はニッチのように動物と会話することはできません。
でもそれでもいいんです。
本の中でニッチは「相手を理解しようと思う気持ち」が大切だと教えてくれているような気がしました。
それは人間関係でも同じ。相手の本心なんてわからないけど、相手を想う気持ちがあればいつか通じる可能性があるもの 

本当に動物達を愛すれば、自然と気持ち聞く姿勢になる。
そして、もしかしたら相手の気持ちがわかるかも知れない。
私の中の忘れかけていた大切なことを思い出させてくれました 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする