スイッチョねこ (1979年)
価格:¥ 1,029(税込)
発売日:1979-02
羊飼いの実家には、昔の絵本がたくさん残っています。羊飼いたちが幼少の頃に母親が毎月とってくれた、キンダーブックや、100円!などという、歌絵本。
この歌絵本も、子羊たちが幼児のころには、実家にいくと大活躍したものです。最近、実家で弟が結婚し、娘が生まれたので、またまた現役で活躍しています。内孫の誕生に俄然張り切りだした、バア バ。そしてまた、この姪が歌が大好きときている。歌絵本を持ってきては、バアバに歌をねだるものだから、かわいくてたまらない様子です。
私もこうやって育てられました。毎日毎日、母の調子はずれな歌声を聞きながら育ちました。そんなことを思いながら、この様子を見ています。
そして、毎晩、一人に付き一冊づつ絵本を読んでくれました。その絵本は、羊飼い宅にあります。子羊たちにとってもお気に入りの絵本たちです。
絵本のうしろをひっくり返しては、ひらがなで書かれた名前を見て、ママや叔母や叔父の名前だねぇと感心して見ています。とても不思議そうです。
おすすめ絵本で紹介した2冊は、この中の本です。中の絵で娘羊が気に入っているページがこちら。
そして、ボロボロになった歌絵本。挿絵画家に「い わさきちひろ」さんなど、有名どころがたくさん。とても貴重なものですよね。
昔は、子供向けのものでも、決して幼稚ではありませんでした。
子どもに媚びない、本物を子どもに与えていたように感じます。そのような絵本で育つことの出来たことを、母親にも感謝していますし、手元に残してあるこられの絵本たちを見るたび、かけがえのない、宝物だなぁ・・と思うのです。
今の自分を構成するものが、遺伝子だけでない、このような幼少期の環境から作られていると実感します。
そして、絵本には、どうも人を育てる力を秘めているようです、だからこそ、子どもに本物の絵本を与えたいものです。
さて、バアバの調子はずれの歌をお聞かせしましょう。