のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

Las Vegas 51's

2008-06-08 | ラスベガス
 マイナーリーグの“Las Vegas 51's”は“ロサンゼルス・ドジャース”傘下のベースボールチームです。今日は、彼らのホームグラウンド、キャッシュマン・フィールドセンターで、KAのアーティスト、歌手のロッシェルと、ギターリストのリオネルが、試合が始まる前に、国歌を演奏するというので観に行きました。
 席に着くと、キャッチャーの真後ろのとてもいい席。上の特別席が庇になって日を遮り、またそこからは水が霧となって出ていて、暑さもまるで感じられませんでした。フェンスにはKAの広告が見られ、思わず笑ってしまいました。
 始球式が行われると、小さなKAのロゴが入った黒いTシャツを着た彼らが、キャッチャーの後ろに出てきました。その後、“Las Vegas 51's”のメンバーが紹介され、一人紹介されるごとに、その選手がユニフォームを着た地元の子供と共にポジションに着きました。そして選手たちが後ろへ振り返り、星条旗のある方向を向くと、いよいよ彼らの出番です。リオネルのギターの音がなると、何が始まるのか、という感じでしたが、そこにロッシェルの澄んだ声が想像していなかったようにのって、とてもおしゃれで素敵な国歌となりました。演奏が終わると、声を上げながら大きく拍手をしました。二人のことを誇りに思い、気持ち良く席に着きました。
 野球を観るのは、アナハイムまでワールド・ベースボール・クラッシックを観に行った時以来ですから、2年ぶりのことです。あの時はお目当てのイチローさんが一番よく見える席でした。今回は、スコアブックを持った関係者がいる席の前列。こんなところから観戦するのは初めてです。
 試合は得点のたくさん入る面白い試合でした。点が入った時ばかりではなく、選手がバッターボックスに入る時、フルカウントの時、ヒットを打った時、アウトになった時等々、いろいろな時に音が鳴り観客はそれに合わせて手を叩きます。打ち上がったファウルボールを、グローブを手にした子供たちが追いかける微笑ましい姿や、子供が逃したそのボールを横取りする大人への姿には、拍手をしたりブーイングをしたり。頂いた5ドルのクーポンで、小さなつぶつぶのさらさらしたアイスに引き換えて食してみたり。いろいろと楽しみました。
 そして“Las Vegas 51's”は、アリゾナ州の“Tucson Sidewinders”に7対4で勝ちました。今週の休みも気持ち良く始まりました。