のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

Planting the seeds

2008-06-16 | 日記
 今日は暑かったです。40度を超えていました。華氏で106度。ということはまだ暑くなるのか…華氏の116度は摂氏の何度だったかしら…いや、考えるのはやめることにします。とにかくもっと暑くなる覚悟はしておきます。

 “CINEVEGAS”の一環、ウインホテルで本日のみ特別上映の『Planting the seeds』を観に行きました。ディレクターは村上隆さん。25ドルというチケット、ウインホテルのLake of Dreamでの上映はどういうことになるのか、という興味もありました。
 ウインに着き、コンシェルジュでチケットを購入。Lake of Dreamの入口に近づくとドレスアップした方々の姿。私はジーンズで行ってしまったので、入れるかしらと心配になりました。チケットを係の人に見せると、“一般人”の入口は違ったようで、横にある別の入口に案内されました。そこには小さなバーがあり、普段はLake of Dreamを見ながらお酒を楽しめるちょっとした場所なのでしょう、パラソルと籐でできた椅子が置いてありました。もう相席しかないので、家族連れかなと思われる、頼みやすそうな方にお願いして、ご一緒させて頂きました。
 ここはパティオで、Lake of Dreamを上から見るようになります。下を覗くと、水面の脇にあるレストランにドレスアップされた方々が居るようでした。しばらくすると、放送が入りました。司会の方がそのレストランに居るようなので覗き込んでみましたが、位置が悪くほとんど見えません。諦めて座って声だけ聞いていましたが、スティーヴン・ウインさんの紹介があった時には、立ち上がってもう一度覗きこみました。でも見えず、結局は座ることに。そして、村上隆さんもいらしていて、スピーチをされました。もちろんこのときは、初めからおとなしく座って聞いていました。
 映画は、Lake of Dreamにある滝と言ったらいいのでしょうか、水が流れ落ちている大きな部分をスクリーンに上映されました。日本語で英語の字幕。カイカイとキキが旅の途中にすいか畑に落ち、畑仕事を手伝ったご褒美に種をもらって自分たちで育てて…。とてもかわいらしいアニメの映画でした。
 映画は十数分で終わり、一緒に座らせてくれた方にお礼を言って立ち去ろうとしたのですが、どうもその方々、特に息子さんは日本語が分かるようでした。伺ってみると、勉強中とのこと。「アナタノナマエワナンデスカ。」と訊かれたので答えると、彼は元気よく自分の名前を言いました。私は思わず笑いました。彼が自分で付けた日本語の名前は、兄の名前と同じだったのです。彼にそのことを言うと、興奮しながらどう書くのか尋ねてきました。私はどう説明しようかと一瞬考えていると、彼がテーブルに指で漢字を書きました。そしてなんと漢字まで同じだったのです。二人で大笑い。それからいろいろなことを話し、思いがけず楽しいひとときとなりました。