自称「一般的な会社員」

どこにでもいる、一般的な会社員の日常

11月10日

2011-11-10 | Weblog
やべー、お金が無い。銀行に行くのが億劫だったので適当に生活しておりました。スーパーのレジで財布を見たら、1000円札が1枚と小銭が少々しかなかったときの絶望感。会計が996円だったときの安心感。もう味わいたくない。コンビニ行かなきゃ。でもそうするとわざわざ記帳のために銀行行く羽目になるよな。なんとかあと2日、242円で生活出来ないかしら。喉乾いたな…なんとか122円で生活出来ないかしら。



同僚に『多趣味ですね』って言われた。バイク乗ってゴルフやって山登って釣りやってって、確かに多趣味っぽく見える。どれも中途半端なのに。『どれも女の子がやらないようなものばかりですよね』うん、知ってた。



なんだか突然思い出した。小さいころ、ヒーローがいました。

あれは忘れもしない、幼稚園の頃…いや、保育園…は通ってなかったな、小学校低学年だったかもしれない。とにかく幼いころ、何故か40円を持っていました。お小遣いを貰っていなかったので、貯金箱から引っ張り出したのか、臨時収入があったのか。

その40円を握り締めたまま入ったのは、近所のコンビニ。お小遣いを貰っていない私にとって、自分で買い物をするなんて、お使いのときかお年玉を貰ったときくらいです。非日常なシチュエーションに興奮しつつ、お菓子コーナーの前に座り込んで、何を買おうか真剣に吟味しておりました。

どうしようかな。いっぱい食べたいから、10円のお菓子4つ買おうかな。でも、もっといいものも食べたいな。

そんなに長い時間ではなかったと思いますが、悩んだ末に手に取ったのは、10円のお菓子2つと20円のお菓子1つ。残念ながらどんなお菓子だったかは忘れてしまいました。

喜び勇んでレジへ持って行くと、表示された金額は【41円】。そう、当時消費税は3%で、税込み価格の表示義務もまだ無かったのです。そんなことはよくわかっていなかった、まだメガネをかけておらず坊主頭だった私は驚愕し、『お菓子を買えない』という事態にひどく落胆しました。

これは大問題なのです。10円のお菓子を1つ我慢すると、お菓子は2つしか買えないことになります。せっかく40円も持っているのに、2つしかお菓子が買えないんです。たくさんお菓子を食べるためには、20円のお菓子を10円にランクダウンさせるしかありません。

仕方なく20円のお菓子を諦めて10円のお菓子を選びなおそうとしたら、店員のお兄さんが『じゃあ、1つずつ会計しようか』と声をかけてくれました。よくわからないけど、1つずつ買ってお金を払えば、1円安くなるらしい。ま、魔法だ!

こうしてアレックス少年は、無事にお菓子を買って帰れたわけです。私にとって、あのときの店員さんはヒーローでした。

たまにはキレイにまとめたっていいじゃない。

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