自称「一般的な会社員」

どこにでもいる、一般的な会社員の日常

6月17日

2011-06-17 | Weblog
ゴミは出し忘れるわポン酢は買い忘れるわで、自分の記憶力が本当に心配です。次のゴミ出しは土曜日だよ。



干されていたはずなのに、気づけばスケジュールがかつかつ。定時中に席に座っている時間が2時間くらいしかない。資料の作成が間に合わないよ!自己評価報告も書けていないよ!ボーナスがもらえないよ!つーか、11時から15時半まで打ち合わせって、いつお昼食べればいいのかな?

そして在宅勤務が発表されたよ!『社会的状況に鑑み、弊社でも云々』と言うことで、省電力に励むんだって!週に3日間7時出勤の12時退社で、電力ピークタイムはオフィスを閉めるんだってさ!残りの週2日も7時出勤で、労働時間を出来るだけキープするんだってさ!この場合、午前半休を取れば一日休みになるのかな?っつーかウチの会社はいったい何を考えているんだ。



登山してましきた、3万5千円の出費をした原因の。材料費は3万5千だけど、諸々で6万近くかかっているけどね!

当日、会社に行くより早く起床。猛烈な雨音に辟易としつつ、荷物を整理。前日に用意はしていたのだけど、思い立って装備を変更。厚手の上着とウィンドブレーカーを出して、真冬用のジャンバーセットを投入。荷物が増えたよ!少し時間に余裕があったので、呼んでますよアザゼルさんを見つつ、バナナで栄養補給。気づいたら電車ギリギリの時間で、ゴミをまとめて集積所に放り込んで出発。カロリーメイト等の軽食を入れ忘れたよ。

お外に出たら、当然のように雨。なんでレインコートを持っているのに傘を差さなければならないのか、そんな疑問を胸に駅まで猛ダッシュ。なんとか間に合いましたよ。それにしても休日の早朝は電車がガラガラ。デカイ荷物抱えたままでも問題なく座れるね。通勤もこれくらい楽だといいね。新宿駅で特急に乗り換えて、一路長野へ。西豊田駅の看板は、10年前と変わらないなぁ…。西豊田駅とリニア、どっちが先に完成するかな?

個人的に、中央本線で山梨の次が長野という立地が不思議でならない。小さい頃から、東京の上が埼玉、その上が群馬、長野と続いて新潟という刷り込みがあるので、西に行ったら長野に着くっておかしくないかい?長野は北だろ?と思い続いております。

長野はどんより曇り空。とりあえず降らなくてよかったね。登山客用のタクシーに乗り換え、今度は八ヶ岳へ。目指すは本沢温泉。登り始めて10分ほどで、いい感じの降雨。そして徐々に土砂降りへ。予めレインコートを装備していたので事なきを得ましたが、バッグはびしょ濡れ。バッグ用のカバーなんて持ってないっつーの。程なく山小屋へ到着したので雨宿り。

うむ、登山中って、特に書くべきことってないよね。ひたすら歩くだけだもの。次の山小屋で食事休憩を取って、段々雨は止んだけど、キリが深くて困っちゃったくらいか。本当ならいい景色なんだろうなーという場所も、キリしか見えないよ。ここ数年、キリによく遭遇するのは気のせいか…。そういえば山の北側には雪がタップリ残っていましたよ。もう6月なのにね。

雪が残っているくらいなので気温は当然低いのですが、歩き始めると凄く暑い。そりゃ10kgのバッグ背負ってりゃ暑くもなるさ。さらにレインコートが風を通さなくて暑さに拍車をかけてくれるんですわ。長袖のシャツ2枚にレインコートという格好ですが、歩いていると背中はビッショリ。かといって休憩で10分くらい止まると、気温が低いので物凄く冷えてくる。これ以上着ると暑くて歩けず、これ以上脱ぐと寒さで休めず。シャツの袖をめくって体温調節をしましたが、この格好がベストだったな。真冬用のジャンバーセットは、ただのデッドウェイトでした。因みに気温は9℃だったそうな。

道は基本的に泥と石。石は砂利とは呼べない大きさで、結構上流の川原をみたいな感じ。気を抜くと滑るので要注意。泥はぬかるみまくりで、おろしたての靴がドロドロ。途中、土砂崩れ跡を飛び越えようとして、バランスを崩して右膝を負傷。未だに右足を上げようとすると痛いよ。幸い、下りだったのでそこまで足を上げなくて済んだのが不幸中の幸いでしたが、下りの方が足に負担が大きいんですよね。気づけば普通に歩くのつらいくらいに悪化しておりました。

歩き始めて数時間、無事に本沢温泉へ到着!今日はここで一泊ですって。山小屋に泊まるって初めてですわ。本沢温泉から10分ほど登った所に、野天風呂というのがありまして。なんでも日本最高所にある露天風呂とかで、絶景がウリなんだとか。せっかくなので入りに行きましたが、まぁ、見事にキリしか見えませんでしたよ。しかし凄いことは凄い。露天すぎて脱衣所に壁も屋根もないからね。そして登山ルートから丸見えだからね。悪天候で登山客が少なかったからよかったけど…。川原に湯船(川原を掘っただけ)と脱衣所(フローリングのみ)がポツンとあるのは、結構異様。景色はキリで見えませんでしたが、眼前には川が流れていて、なかなか風流。ただしぬるい。入ったのはいいけど、寒くて出られんよ。湯船も狭くて、普通に入るには4人、詰めれば6人がやっとな感じ。野郎5人が缶ビール片手に震えているのは、滑稽以外の何物でもない。

温泉から上がって、震えながら宿へ戻って温泉(内風呂)へ。野天風呂とは打って変わって熱めのお湯で、超いい気持ち。高山のため石鹸類が使えないので、頭とかがちょっと油っぽいのが難点。その後は酒盛り。名物のにごり酒が入って、みなさんかなりのテンション。さらに夕食でもにごり酒を入れて、もう何が何やら…。夕食は豪華とは言えなかったけど、美味しゅうございましたよ。おそばとか、チゲ風鍋とか。

食後はそのまま就寝。8時に消灯されてしまうので、寝るしかないのです。セルフサービスですが、ちゃんと人数分布団がありましたよ。枕は足りてなかったけど。山に慣れている人曰く、『山小屋で、風呂があって布団もあるなんて天国』だそうです。他の山小屋は食事を出してくれるだけってのが多いらしい。ふかふかの布団とはいかないものの、ぐっすり眠ることが出来ましたよ。



翌朝、4時半起床。8時に寝ているわけですから、睡眠は充分。夜中にトイレに起きた人に顔を踏まれたりもしましたけどね…。キレイにおでこのど真ん中を足の真ん中で踏んでいきましたよ。朝風呂に入って体を起こし、朝食。朝食は旅館の朝食とほぼ同じで、味のりに梅干に焼き魚にって感じ。そして6時半に出発。

昨晩降った雨で、引き続き道のコンディションは最悪だが、キリはないので景色はスッキリキレイ。昨日痛めた膝は痛むけど、動かないことはない。本日の目的地は天狗岳。標高2600mでございます。ぬかるみと雪に阻まれつつも、意外と順調に進み、2500mくらいまでさっくりと到達。しかしここからが大変だった。

森林限界とやらで木がなくなり、強風に晒されることになりまして。どれくらいだろう、風速10m/sくらい?時々体を持っていかれそうになったり、被っていた帽子がI can fly!するくらい。それに従って、道も土から岩へ。さらに道幅も狭く、盛大にコケたら自分もI can fly!できるよ。強風で、バランスを崩せば谷へ真っ逆さまの状況で、岩をよじ登る。おかしい、ハイキングに毛が生えたくらいって聞いていたんですけど。足の上げ下げで膝が悲鳴を上げる中、20分かけて目標手前の茶臼岳に登頂。標高2604mでございます。2600m超えたーとはしゃいだ結果、酸欠でグッタリ。山で遊ぶのはやめましょう。

目標の天狗岳は、尾根伝いに進んだところにあります。標高は40mしか変わりませんが、一度降りてから登らなければいけません。流石に2600mは空気が薄い。普通に動く分にはまったく問題ないけど、気づかぬうちに息が上がっているのよ。昨晩私の頭を踏んだ山慣れしている人が、ペースと休憩をコントロールしてくれたからなんともなかったけどね。ホント、止まると呼吸が荒くて自分でもビックリだよ。

ゆっくり40分かけて天狗岳に登頂。凄い景色。360°パノラマだよ!昨日の雨で空気が澄んでいるみたいで、遠くまで良く見える。雲海山並み町並み、今までの苦労が吹っ飛ぶよ。

10分ほど景色を満喫して、お腹が空いたので下山。しかしこの下山ルートがまた大変。岩場を降りるって、足腰に負担が凄いのよ。足を上げなくていいぶん、膝にはいいかなぁと思ったんだけど、たまにある登りで右足が上がらなくなってた。さらに雪が厄介で、登りと違って踏ん張りづらくて滑る滑る。20mくらい雪しかない道は、滑って降りたほうが早いって言われたっつーか、滑って降りた人もいた。

1時間半かけて、山小屋に到着。山小屋と山荘とヒュッテの違いを教えて。1時間半も岩場を下ってきて、みんなぐったり。しかしこの山小屋が営業していて、カレーうどんを頂いたよ!マジウマ!恐らく、うどんにボンカレーをぶっ掛けただけだと思うんだけど、空腹とシチュエーションで最高のカレーうどんだったよ。

かなりの距離を降りてきたので、林が復活。強風にさらされなくてすむぞ!ここから先は緩やかに下っていくから、岩場はないとのこと。右膝的に、大変助かります。まぁ、歩いて2分で岩場だったんですけどね。沢伝いの降りで、先ほどより岩のサイズは小さいけど、濡れていて滑る。オレ、こういうところを歩くと十中八九落ちるんだよね…。小学生のころも池に落ちたし、去年も静岡で落ちたし。延々と1時間ちょい沢を降りまして、落ちた回数は1回で済みました!ごく浅くて靴も濡れずに済んだけどね。

結局下山するまでずーっと岩場でした。右足を上げるたびにブリキが擦れるような嫌な感覚がずーっとしていたよ。無事に下山して、温泉入って、駅までタクシーで移動して、お蕎麦を食べて解散でした。2日間歩いたからグッタリで、電車の中で熟睡だぜ!とか思ったけど、全然寝付けなかった。うとうとしたと思ったら、自分のいびきで目が覚める。なんだコレ。甲府で隣にお姉さんが座ったので、尚のこと眠れないんだぜ。仕方がないので新宿まで寝たふりだったんだぜ。



いやー、大変な2日間だった。帰ってからも大変だったけど。筋肉痛が心配だったけど、意外と酷くなかったのは靴のおかげか温泉のおかげか。

山小屋で驚いたこと。石鹸類が使えない。下水がなくて、垂れ流すわけにもいかないから。トイレが有料。下水がなくて、汚物の処理にお金がかかるらしい。夜になると強制停電。自家発電だったりするらしい。

いい体験が出来たけど、もう一回やれって言われたら微妙だなぁ。

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