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待ちに待った高畑作品『かぐや姫の物語』ロードショー開始

2013年11月16日 13時46分46秒 | Weblog

 スタジオジブリの2大巨頭の一角・高畑監督作品『かぐや姫の物語』のロードショーが近日始まる(11/23より)。宮崎駿監督が『風立ちぬ』を最後の作品とし引退することを宣言しているので、今後のジブリ作品は高畑作品のみとなる。
 高畑監督作品は、古くはTVアニメ「アルプスの少女ハイジ」の制作からである。その後、ジブリ作品としては、「平成狸合戦ぽんぽこ」「おもいでぽろぽろ」「火垂るの墓」等を手掛けてきた。78歳にもなるのに、引退はせずに生涯現役を貫くのだろうと思う。
 55年ほど前に東映動画で「竹取物語」の漫画映画化が計画されたことがあり、社員全員からプロットを募る試みのなかで、当時新人だった高畑監督も企画案を考えたという。結局この映画は実現せず高畑監督の企画案も「埃をかぶったまま」に。そんなわけで、かぐや姫の物語は「半世紀越しの夢」なのだそうだ。高畑監督は「お金も時間もかかりやっと完成できた」と会見に晴れやかな表情で登場した。「私は仕事の仲間にそれほど感謝しない。ともに作品を作る、苦楽をともにするという考えを持ってやってきたが、今度ほどありがたいという気持ちを持ったことはない」と感謝し「後はどれくらいお金を回収するかということらしい」と語った。
 同作はスケッチのような描線や絵巻物のような淡い色彩が特徴的。さらに、背景とセル画を別々の様式で描くセルアニメーションの手法とは違い、背景とキャラクターが一体化して1枚の絵のように動くアニメーションを実現するため、わざわざ新しいスタジオを開設してまで制作するなど、こだわりが詰まっている。「表現は新しいだけじゃなくて、意味があってやっていること。それが達成できたということは、図々しく言えば、これからの日本のアニメーションにとって一歩進めたような気がする」と高畑監督は自信を見せた。
声優陣は、オーディションで選ばれたかぐや姫役の朝倉あき等のほか、昨年6月に亡くなった地井武男も翁役で出演している。声を先に録り、それに合わせて後から絵を描く「プレスコ」手法で制作したために地井も出演が可能だった。媼役の宮本信子は「地井さんとは同窓生みたいな感じで楽しく仕事できた。(今は)やっぱり月で見守ってるじゃないでしょうか」とコメント。朝倉あきは「わずかな間だけでもお会いできて、お芝居できて、ほんとになんて幸せ者なんだろうと噛み締めました」と振り返った。
 高畑監督は会見で、9月に長編映画からの引退を発表した宮崎駿監督についても聞かれ「引退というのは、けじめをつけたかったんでしょうが、今度は本気と言っていたけど、変わる可能性もあると思う。そうことがあっても驚かないで欲しいと思います」とコメント。自身の次回作など今後については「全然考えていない」らしい。


頑張れ!!全日本女子バレーボール

2013年11月12日 22時13分29秒 | Weblog

 グランドチャンピオンリーグ(女子)が開幕し、本日、全日本女子バレーボールチームは、世界選手権の覇者ロシアと対戦した。ロンドン五輪では、銅メダルに輝いた日本、この大会はロンドンオリンピックに向けた大事な大会なのである。ここで、上位に入れば、オリンピックでの日の丸掲揚が叶うかもしれない。絶対に負けられない試合であり、頑張れ!!全日本女子バレー!!

【記事】
4年に1度日本で開催されるバレーボールの国際大会、ワールドグランドチャンピオンズカップ(グラチャン)女子大会が12日に開幕。名古屋市のガイシプラザで行われた日本(世界ランク3位)―ロシア(世界ランク6位)は日本が3―1で勝ち、幸先よくスタートした。

 欧州選手権で優勝し、昨年のロンドン五輪でも日本に勝ったロシアを相手に、日本は第1セットで終始優位に試合を進め、23―20とリードしてから近江が2本続けてサーブを決めて先取。2セット目はロシアの反撃にあい、5点差をつけられて追い込まれたが、24―24の同点まで持ち直し、1点をめぐる攻防が続いたが、最後は26―28で落とした。

 続く第3セットは日本が9連続得点を挙げるなど、一時13点差がついたが、ロシアも猛追し、21―16まで追い上げられたが、ここから主将・木村がチームを引き締め、結局21―16で取った。

 第4セットは3セット目の流れのまま日本が優位に試合を進めたが、ロシアの粘りにあい14―14に。その後一進一退の攻防が続いたが、ロシアがサーブなどで日本を崩し、19点目からは4連続得点。しかし、日本も相手の強烈なスパイクを止めて23―23にし、結局26―24で勝った。






B-1グランプリを制した「なみえ焼そば」

2013年11月10日 22時56分38秒 | Weblog

 愛知県豊川で開かれていた「B-1グランプリ」。ここの優勝グルメは、全国的に知られ、人気を博して広く食されるという栄誉に輝く。町おこしの一環として始まった「ご当地グルメB-1グランプリ」の優勝は、福島の「なみえ焼そば」に決定した。
 
【記事】
愛知県豊川市で開かれたご当地グルメでまちおこしの祭典、第8回「B―1グランプリ」で10日、1位のゴールドグランプリに「浪江焼麺太国」(福島県浪江町)が福島県勢で初めて選ばれた。
 浪江町では、2011年の東京電力福島第一原発の事故の影響でいまも多くの住民の避難生活が続く。授賞式で「浪江焼麺太国」の代表八島貞之さんは、「やりました。福島の浪江町のみんな、夢のようなゴールドグランプリをとることができました」と感激を語った。
 そして「震災で悪いことばかりじゃありません。家族、地域の人の絆、こんな大勢の仲間ができました。感謝して、これから私たちの人生、まちおこし活動をしっかりやっていくことを誓います」と話した。
 今回は全国から過去最多の64団体が出展し、2日間で過去2番目の58万1千人(主催者発表)が訪れた。順位は、来場者が使った後の割り箸を気に入った団体の投票箱に入れ、箱の重さを比べて決めた。
 来年の第9回は福島県郡山市で開催。主催組織の愛Bリーグによると、これまでは愛Bリーグの加盟団体がある自治体で開いてきたが、福島県内では浪江町のみ。浪江町では住民が戻れるめどが立たないため、同じ県内の郡山市で開くことにしたという。

 第8回の1~10位の順位は次の通り。

 (1)浪江焼麺太国(福島県浪江町)

 (2)十和田バラ焼きゼミナール(青森県十和田市)

 (3)熱血!!勝浦タンタンメン船団(千葉県勝浦市)

 (4)今治焼豚玉子飯世界普及委員会(愛媛県今治市)

 (5)久慈まめぶ部屋(岩手県久慈市)

 (6)三崎まぐろラーメンズ(神奈川県三浦市)

 (7)出雲ぜんざい学会(島根県出雲市)

 (8)高浜とりめし学会(愛知県高浜市)

 (9)田川ホルモン喰楽歩(福岡県田川市)

 (10)四日市とんてき協会(三重県四日市市)

 福島県双葉郡浪江町の安くておいしい、昔から親しまれる極太麺の『なみえ焼そば』。約50年前、労働者のために食べ応えと腹持ちをよくするために考案されたとされています。通常の約3倍のもある太い麺と、うまみたっぷり濃厚ソース、豚肉とモヤシだけのシンプルな具が特徴です。一味唐辛子を振りかけて食べるのが通な食べ方とされる。
なみえ焼そばの定義
その1  中華麺の太麺を使う
その2  具材はモヤシと豚肉を基本とする
その3  ソース味であること
なみえ焼そば年表
1950年頃 なみえ焼きそば発祥
1979年頃 家庭調理用太麺発売
2010年4月 なみえ焼そば提供店舗21店舗

 浪江焼麺太国の検麺(認定)を受けたお店では、「馬九行九(うまくいく)なみえ焼そば」のお皿で提供されます。お皿には、地元の大堀相馬焼に300年以上伝わる、開運成就を意味する九頭の馬が描かれています。九頭の神馬、左馬が幸運を呼ぶ馬九行久(うまくいく)。左馬は絵馬に描かれるように、縁起が良く、右に出るものがいないということからも、勝負に強いといわれています。また、十二支の馬は、方位としては南に位置しており、人間でいえば頭、つまり頭角を現すということからも、秀でる、優れているという意味を含めて運気をあげると伝えられています。


食べ放題の変質

2013年11月10日 10時14分19秒 | Weblog

            納豆食べ放題では35パックを食べ新記録を達成(東京都世田谷区の「納豆工房せんだい屋池尻大橋店」)
 食べ放題と言う文化は、日本独自の文化なのか?は、分からないが、この食べ放題は根強い人気があり、色んな所で行われている。
 真っ先に思い出されるのが、食べ放題バイキングである。これは、「品川プリンスホテル」なんかでも行われているが、一定の金額を払えば、そこで提供される料理はすべて食べ放題(時間制)である。ホテルのランチバイキングはすさまじいものがある。肉料理、野菜、デザート、カニ料理も食べ放題なのである。これだけ種類が多いと、本当に満腹になってしまう。本来は、数少ない種類しか食せない食べ放題が主流であったが、このように、料理も和食・中華・洋食等制限なく食べれるのは素晴らしいものがある。
 食べ放題で、一時こぞって行ったのが、「焼肉食べ放題」である。これは、今でも多くの焼き肉店で行われている。焼肉食べ放題は、肉の種類も多いし、また、野菜や海産物も焼き放題の場合が多い。これは一世を風靡した。昔は牛肉など高くて庶民の手に入らなかったものが、食べ放題で好きなだけ食べれるという点が大きな魅力であった。埼玉にある「すたみな太郎」では、焼肉、海産物、野菜、ハム・ソーセージ、デザート、寿司、カレー、ご飯、味噌汁・スープがすべて食べ放題となる。これは、けたたましい内容である。そこに行けば、焼肉も寿司もデザートもカレーライスも、すべて食べ放題。これは、子供にとっても天国である。しかも、決まった金額さえ払えば、その後の追加料金の心配もない。
 定食で、ご飯・味噌汁・キャベツが食べ放題の店もある。とんかつ「和幸」や「さくら水産」のランチ定食がそうである。さくら水産は、ご飯・味噌汁食べ放題のほか、生玉子が食べ放題なのである。僅か500円の定食を頼めば、これらが食べ放題となる魅力がある。
 しかし、このように色んな種類の料理が食べ放題とは違って、単品のものが食べ放題であることに魅力があるということで人気が出ているものがある。 東京・池袋の商業施設、「Esola池袋」地下一階に、クッキー専門店「アントステラEsola池袋店」がある。9月下旬の開店からすぐに行列ができる人気店になった。880円を支払うと、1時間にわたって約16種類のクッキーが食べ放題(ワンドリンク付き)になるのが売りだ。
「自分のペースで楽しく食べられればいい」(19歳女子大生)という女性客が多く、これまでの記録は30枚。「チョコチップクッキー」は、さくさくとしながらもしっとりとした食感でおいしい。運営するアントステラ(東京・渋谷)によると、「濃厚な味わいに仕上げるために、バターをふんだんに使っている」という。直径は7センチと大きい。
 
次は「納豆工房せんだい屋 池尻大橋店」(東京・世田谷)。780円のごはんやみそ汁などがついた定食を注文すると、8種類の納豆が食べ放題となる。時間は午前11時から午後3時までだ。この日が3回目という26歳の男性会社員は「納豆の食べ放題は他にない。価格も安いので、つい来てしまう」と話す。運営するせんだい(山梨県笛吹市)によると納豆はすべて自社製だという。従来記録は34パック。
 いずれの単品食べ放題も狙いは話題づくり。アントステラは「人通りの多い立地で知名度を高め、他店への波及効果を期待している」という。せんだい屋は工場に近い山梨県の店では、納豆の詰め放題イベントをしている。だが、「都内に納豆を大量に送ると採算が合わない。納豆がさほど必要ない販促策として食べ放題を選んだ」という。
 
単品食べ放題、最後は東京・神田の「THE・有鳥天酒場」。店は30~40歳の仕事帰りの会社員であふれる。お通しと料理、飲み物を注文すると100円で鶏肉の唐揚げが食べ放題になる。ルールはこれまでの2店と異なり、「唐揚げだけ食べるのではなく、違う食事や飲み物も注文してほしい」(店長の櫻井隆央さん)。指示に従い、冷やしトマトやビールなどもあわせて注文。唐揚げは最初は3個運ばれてきて、その後のおかわりは2個ずつ。2回ほどおかわりをすると「他の注文をお願いします」との声がかかる。客の中には「あのペースでおかわりを催促されたら、食べ放題のお得感はない」(28歳会社員)との声もあったが、単なる「出血サービス」にせず、採算を確保するためだという。単品食べ放題にしたのは「食材を大量に仕入れることで調達コストが抑えられる」ためだ。

 このように、食べ放題と言え、内容が大きく変遷してきている。多くの種類から単品まで。しかし、食べ放題と言うことによる満腹感より、最近はおいしい一品を食する方が幸せと思えるようになってきているのも事実なのである。


その企業の存在理由「ミッション」

2013年11月09日 10時40分46秒 | Weblog

 昨日はナレッジフォーラムに参加した。講演者は、元スターバックスコーヒージャパンCEOの岩田松雄である。この人、驚くべき経歴の人であり、ミッション経営やリーダー資質を説く第一人者なのである。

【岩田松雄の経歴】
大阪大学経済学部卒業
カリフォルニア大学ロサンゼルス校アンダーソンマネジメントスクールMBA取得
1982年 日産自動車(株)入社
1995年 ジェミニ・コンサルティング・ジャパン入社
1996年 日本コカ・コーラ(株)入社
1999年 コカ・コーラビバレッジサービス(株) 常務執行役員
2000年 (株)アトラス入社代表取締役社長 (2001年就任)
2003年 (株)タカラ取締役常務執行役員
2005年 (株)イオンフォレスト代表取締役社長
2009年 スターバックスコーヒージャパン(株)最高経営責任者
2011年 リーダーシップコンサルティングインクを設立

 実に色々な企業に属し、担当から経営まで幅広く経験してきた人であることが分かる。

「ミッション経営」とは、その企業の存在理由であり、また、個々人にとって何のために働くのかという根本を意味するものなのである。個々人が生きているということは、「生かされている」という意味合いが強い。多くの障害や災害の中、自分自身はこうやって生きているということは単なる偶然ではなく必然である。生きているという現実は、生かされている、何かの目的によって生かされているということに他ならないのである。
 岩田松雄は、日産自動車に勤務していた。その当時、車を多く売ろうということで、セールスを展開。大きな目標を立て、その目標に向かって毎日やる目標を細分化することを身に付け行動を起こす。マラソンランナーと言えども、42.195キロを完走することは難しい。彼らはまず、あそこまでの電柱まで頑張って走ろうと決め、その目標が達せ出来たら、次はあの交差点まで頑張ろうと新たな目標を設定し、その繰り返しにより、膨大な距離である42.195キロの完走を行うのだということ。これは、大きな目標を達成するための、必要なもので、「目標の細分化」というもの。できる目標を小さく行い、その集大成で大きな目標をクリアーするという手法である。
 しかし、日産自動車に勤務している時にむなしさを感じた。「我が部のミッションはなんですか?」と統轄役員に聞いても、明確な答えが聞けなったという。日産自動車と言う会社には、ミッションがない、または、ミッションと言うものを経営陣さえも見出し理解していなかったのである。これは、ゴーン社長の来るずっと以前の話。
 それで、ここにいても意味がないと感じ、ジェミニコンサルティングに移る。ここでは、企業のコンサルティングを習得する。ハンバーガーショップAとBでは、売っているものがほとんど変わらないのに、Aで働く従業員はいつも笑顔で気持ち良さそうに働いているのに、Bでは、全くと言って逆の状況の従業員がいた。同じものを扱い、同様の仕事なのに、なぜこれほど違うのかと言うことを経営という視点から解き明かすことを始める。経営とは何かをこの時学んだという。
 その後ビジネススクールでマーケティング・ファイナンスについて学ぶのであるが、なにか飢餓感があったという。知識やスキルと同じように、哲学や倫理の必要性を強く感じたのだという。
 次には、日本コカコーラに入った。ここでは、世界企業の最高峰の運営について学ぶ。
 そして、ゲーム機のアトラスにて初めて社長として就任し、経営トップとして手腕を奮う。当時、アトラスはプリクラで一世を風靡したのちの停滞期に入っていた。ここでいろんな改革を行う。会社の朝礼で「これからは企業価値やキャッシュフロー経営だ」と力説しても、全くの無反応だったことが、一番のショック。これではだめだと、立ち直す決意を固めるのである。従業員には、ことあるごとに「働く姿勢や価値観、会社の方向性」を話すように徹底した。そっして、業績は急回復する。
 スターバックスコーヒーに社長として招かれた。この企業は、本当に素晴らしい会社であると感じいったそうである。スターーバックスには「ここで働くと、悪人でも善人となって出ていける」と言われるほどのカルチャーがあるのだそうだ。全員が、笑顔で働いている。経営者も単なるアルバイトも、スターバックス内ではパートナーと呼び合う。会社の中には、役職の違いはあるが、序列はなくフラットな組織なのだという。しかも、スターバックスには、サービスに関するマニュアルがない。マクドナルドのように、すべてがマニュアルに書かれその通りやることを求められる企業とは全く異なる。確かに、コーヒーを提供するということに関しては、ドトール等となんら変わらない。しかし、そのコーヒーの品質と、従業員の働くことの意味が全く違うのである。スターバックスには、「道徳、法律、倫理に反しない限り、お客様が喜んでくださることを何でもして差し上げる」という精神が浸透している。「Just Say Yes!」(できませんとは言わない)という、強い精神基盤が構築されているのである。
 岩田松雄は、ある娘さんの母親から、感動的な手紙を受け取ったことを披露した。それは、娘が必ず寄る二子玉川にあるスターバックスコーヒー店にいた女性従業員についてであった。どんな日も、娘さんはその人に会いたくて、必ずその店に行くのだったという。ただ、娘さんは重い心臓病を患っていたため、ある時アメリカで手術をするのに渡米しなければならなかった。しかし、日本で最後となる日は、早朝の出発であったため、娘が大好きなシナモンロールとコーヒーを食せない。こんなことを、その二子玉川の店員である、娘の好きな女性に相談したところ、出発の当日早朝、その女性は娘の大好きなシナモンロールとコーヒーを携えて、出発の空港で待っていてくれた。この行動に母親は大変感謝したと同時に、うれしくてたまらなかったという。娘が大好きだったその女性の意味が、この時強く分かったのだそうだ。今は亡き娘に代わって、その時の感謝を手紙にしたためたかったという内容だった。
 岩田は言う。こんなことは、マニュアルではできない。その人の思いから、何かしてあげたいというところで行動となったことである。教えられてできることでもない。大事な相手のことを思い、自分でできる最大のことを考えて行動する。これが、スターバックスの神髄なのである。
 経営とは、ミッションがある。そのことが、どれほど個々人の中に浸透しているかが大事だし、それをやるのが経営者なのである。ミッション経営とは、かくも重要なものなのである。


島倉千代子、逝去。

2013年11月09日 00時38分55秒 | Weblog

 人生の生き方の模範?だった島倉千代子が逝去した。享年75歳。芸能界の辛酸をすべて経験した女性歌手だったのではないかと思う。大きな借金も、自分と言うよりは、他人の借金の保証人になってのことが多かった。家族で苦労していた美空ひばりにも随分保証人になるなと忠告されたようであるが、島倉は大半自分以外の借金の支払いのため、多くの芸能活動を行っていたのではないかと思う。

【記事】

 亡くなった島倉千代子さんは歌手としてヒット曲にめぐまれ、華やかな芸能界でスターの座を射止めたが、その私生活は波乱万丈の人生を送っていた。
 1963年に元阪神タイガースの藤本勝巳内野手と結婚したが5年後に離婚。
 75年には知人やマネージャーなど複数の人間の借金の保証人になり、総額で10億円を超える借金を背負った。故美空ひばりさんから「実印は貸すな」とたしなめられたこともあったが、人がいい島倉さんはその後も手形に裏書をしていたことで、再度他人の借金を払わなければならなかった。
 その後完済したという島倉さんだが、その間は仕事を選ばず寝る間も惜しんで働いたという。88年のヒット曲「人生いろいろ」は、そんな苦労をした島倉さんの人生もたぶってヒットにつながった。



どうなっているんだ!日本の食文化

2013年11月07日 22時06分51秒 | Weblog

 毎日毎日、食に関する「誤表示」として、企業が謝っている報道が続いている。「誤表示」と言うが、本当なのか?すべては価格の高いものの名称を掲げ、実際は価格の安いものを使用しているケースがほとんど。これが、「誤表示」と言えるのか?専門家であるシェフが、形が小さい海老は、すべて芝エビに分類していたと言い訳しているが、そんなことも分からないやつが、シェフとして料理に携わることに、大きな問題がある。明らかに分かっていたが、偽装表示・虚偽表示と言われることを恐れて、「誤表示」と体裁を繕っているのである。
  日本の食文化「和食」が無形文化遺産に登録されようとしている重要な時期に、次々と表明される虚偽表示に、食にかかわるやつらに対し呆れ返ってしまう。食は、人間にとって重要な営みなのに、それに関わっている連中の、如何に体たらくかが分かる。以前も、賞味期限をごまかし、廃棄しなければならないものを、期限を偽って再利用していたとして、大きな問題となった。あの有名料亭「船場吉兆」や伊勢の老舗和菓子「赤福」も加担していた。そして、今回は、有名ホテルから一流と言われている老舗旅館までもが、このありさま。本当に、嘆かわしい。

【記事】
ホテルオークラ(東京)は7日、ホテルオークラ東京など全国の13ホテルとグループ会社3社で、メニューと異なるエビや牛肉などの食材を使用していたと発表した。大丸松坂屋百貨店や丸井グループも、店舗に入居する飲食店で表示と違うエビなどの食材の使用が分かったことを明らかにした。各社とも、返金に応じる方針。
 ホテルオークラは、レストランやルームサービスなどで2007年7月以降、合計で約39万食を虚偽表示の状態で提供していた。販売総額は約8億7000万円。また、オークラ傘下のJALホテルズの13のホテルでも新たに虚偽表示が判明。ホテル日航姫路などでは、フカヒレスープに春雨や湯葉を使った人工フカヒレを一部使用していた。
 京王プラザホテル札幌(札幌市)も、中華料理店で表示と違う鶏肉を使っていた。仙台国際ホテル(仙台市)でも「芝エビ料理」に「フラワーエビ」を使ったと発表。反省と再発防止を表明する一方、「表示以上のサイズ、品質」を提供したため返金などの対応は取らないとしている。大丸松坂屋では、大丸東京店や梅田店、松坂屋名古屋店など9店に入居する17のレストランで、1993年から今月上旬までに11万8000食、1億7000万円分を販売。本多洋治常務は「メニュー管理をレストランの運営者に任せていたのが最大の原因だ」と述べ、今後は食材の確認を徹底する考えを示した。
 丸井で虚偽表示があったのは、錦糸町(東京都)など3店の飲食店。10年から先月までの間に計3000食強を販売していた。青井浩社長は記者会見し、「安全・安心の取り組みが遅れていた」と謝罪した。東急百貨店は、本店や東横店など6店のレストランや食品売り場でメニューと異なるエビや牛肉などを使用していたと発表。松屋も銀座店のレストランで、既製品を自家製バニラアイスと表示していたなどと説明した。東武百貨店も、本店と船橋店のレストランで肉などが表示と異なっていた。 


日本の美しい紅葉

2013年11月06日 23時33分34秒 | Weblog

 紅葉の季節が到来している。今年は寒暖の差が激しいせいもあり、紅葉が例年以上に美しいと予想されている。中でも、京都の紅葉は素晴らしさの点で抜きに出ている。
 掲示の写真は、もみじのライトアップ」の試験点灯で浮かび上がった永観堂禅林寺の紅葉(6日夜、京都市左京区)である。京都は、四季折々美しい優美な姿を見せてくれるが、この時期の紅葉もひときわ素晴らしい。日本の四季は、本当に心を洗い流してくれる優美さがある。地球温暖化によって、日本も亜熱帯の気候に近づいているが、このような四季は絶対に失いたくないものである。




ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは絶滅危惧種

2013年11月05日 22時06分45秒 | Weblog

 愛犬家にとって驚くような話が持ち上がってきた。英国産の固有種犬「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」が、希少種類の犬種であることから、絶滅危惧種に分類される可能性が高いらしい。
 英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)(87)のお気に入りの犬種「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク(Pembroke Welsh Corgi)が、姿を消してしまうかもしれない──。英ケンネル・クラブ(Kennel Club)のブリーダー協会が発表した。
 同犬種は、短い脚と甲高い鳴き声が特徴の牧羊犬。1930年代から英国王室に好まれ、エリザベス女王自身もこれまでに数十匹を飼ってきた。
 しかし、ケンネル・クラブによると、英国で2013年に新たに登録されたウェルシュ・コーギー・ペンブロークはわずか241匹で、同クラブの「要注意」リストに載せられている。さらに、今後、300匹に届きそうもないことから、来年1月までに「絶滅危惧の在来種」に分類される可能性が高いという。
 右寄りの英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)は、同犬種の減少は労働党率いる前政権が2007年に導入した「断尾」禁止法によるものだとして非難している。この法律は犬の尾の一部を切り取る行為を禁じているため、コーギーの外見が変わってしまったとして、多くのブリーダーが繁殖をやめてしまったのだという。

 何とも嘆かわしい話であるが、本当に絶滅危惧種になってしまうのか?


「プア充」と言う生き方

2013年11月04日 10時57分47秒 | Weblog

 「プア充」と言う生き方がある。プア(貧困、所得が少ない)でありながらも充実した生き方を意味する。「プア充」とは貧乏だが人生が充実している人物のことである。
元ネタは書籍「プア充 高収入は、要らない」。収入が少ないプアな状態にも関わらず充実した生活を送ることができる人物であり、貧しいからこそ楽しく豊かな生活を味わうことができるとしている。現実世界(リアル)が充実している人物のことを指す「リア充」という言葉からの派生語。
 高収入を求めず、そこそこ働き自分の生活を充実させていく「プア充」という生き方を宗教学者の島田裕巳氏が提言し、注目を集めている。なぜ「プア充」が支持され、広がるのか。背景には戦後から続いてきた社会の仕組みが大きく変化したことがあるという。関西学院大学社会学部准教授で理論社会学を専攻する鈴木謙介氏(1976年生まれ)が解説する。
 日本型雇用と日本人が共有してきた「成長のイメージ」は密接に関係していた。「正社員として入社し、定年を迎えるまで会社に勤めれば豊かになれる」という人生設計の階段(あるいはレール)が見えやすかった。昇進が決まったサラリーマンは「俺も今度は係長になるし、家を買おう!」といった考えを持てた。
 ところが、今の雇用環境を見ると、安定した正規雇用の口が少ないだけでなく、仮に正社員の職を得たとしても「出世の階段」の意味が大きく変わってしまった。かつては出世して中間管理職になれば、ある程度は部下に仕事を任せる「マネージャー」業務が主であった。
 ところが、近年は出世をしたとしても求められるのは「プレーイング・マネージャー」の役割だ。自らも成果をあげながら部下を管理する役割を求められるようになった。ビジネス環境の変化に加え、不況で採用人数が減らされてきたため、部下に任せるだけでは業務が回らない。
 そもそも正社員になれない若者は言うまでもなく、正社員の若者も「出世は忙しさや辛さに直結するもの」ととらえるようになってきた。これまで幸せだとされてきたライフコースが敬遠されるようになったのだ。
 これだけでは単なる「プア」にも思えるが、さらに要素として加えられるのが「プアでもそこそこ充実した生活が送れるサービス・環境の拡大」という点であろう。デフレが20年も続き、企業は安くてそこそこ質の良い商品を提供する努力を続け、そうしたサービスの質は格段に高くなった。

 昼食に280円の牛丼を食べ、100円払えばTSUTAYAでDVDを借りられる。高級ワインは飲めないけれども、2000円もあればスーパーで売っている格安ワインや第3のビールを友人たちと飲んで楽しむことはできる。高級品・サービスとの差異がどんどん感じにくくなってしまった。

 各種調査を見ていると「これからは心の豊かさに重きをおきたい」と考える国民の割合は、1970年代からおおむね上昇傾向で推移してきた。だが、結局は1990年代頃までの「心の豊かさ」とは、優雅に高級ワインを飲むといった「お金で買うもの」であった。

 それが1990年代以降の長いデフレ期間を経て、「お金」と「心の豊かさ」が本格的に切り離されるようになってきた。「プア充」が拡大することの本質はそこにある。