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B-1グランプリを制した「なみえ焼そば」

2013年11月10日 22時56分38秒 | Weblog

 愛知県豊川で開かれていた「B-1グランプリ」。ここの優勝グルメは、全国的に知られ、人気を博して広く食されるという栄誉に輝く。町おこしの一環として始まった「ご当地グルメB-1グランプリ」の優勝は、福島の「なみえ焼そば」に決定した。
 
【記事】
愛知県豊川市で開かれたご当地グルメでまちおこしの祭典、第8回「B―1グランプリ」で10日、1位のゴールドグランプリに「浪江焼麺太国」(福島県浪江町)が福島県勢で初めて選ばれた。
 浪江町では、2011年の東京電力福島第一原発の事故の影響でいまも多くの住民の避難生活が続く。授賞式で「浪江焼麺太国」の代表八島貞之さんは、「やりました。福島の浪江町のみんな、夢のようなゴールドグランプリをとることができました」と感激を語った。
 そして「震災で悪いことばかりじゃありません。家族、地域の人の絆、こんな大勢の仲間ができました。感謝して、これから私たちの人生、まちおこし活動をしっかりやっていくことを誓います」と話した。
 今回は全国から過去最多の64団体が出展し、2日間で過去2番目の58万1千人(主催者発表)が訪れた。順位は、来場者が使った後の割り箸を気に入った団体の投票箱に入れ、箱の重さを比べて決めた。
 来年の第9回は福島県郡山市で開催。主催組織の愛Bリーグによると、これまでは愛Bリーグの加盟団体がある自治体で開いてきたが、福島県内では浪江町のみ。浪江町では住民が戻れるめどが立たないため、同じ県内の郡山市で開くことにしたという。

 第8回の1~10位の順位は次の通り。

 (1)浪江焼麺太国(福島県浪江町)

 (2)十和田バラ焼きゼミナール(青森県十和田市)

 (3)熱血!!勝浦タンタンメン船団(千葉県勝浦市)

 (4)今治焼豚玉子飯世界普及委員会(愛媛県今治市)

 (5)久慈まめぶ部屋(岩手県久慈市)

 (6)三崎まぐろラーメンズ(神奈川県三浦市)

 (7)出雲ぜんざい学会(島根県出雲市)

 (8)高浜とりめし学会(愛知県高浜市)

 (9)田川ホルモン喰楽歩(福岡県田川市)

 (10)四日市とんてき協会(三重県四日市市)

 福島県双葉郡浪江町の安くておいしい、昔から親しまれる極太麺の『なみえ焼そば』。約50年前、労働者のために食べ応えと腹持ちをよくするために考案されたとされています。通常の約3倍のもある太い麺と、うまみたっぷり濃厚ソース、豚肉とモヤシだけのシンプルな具が特徴です。一味唐辛子を振りかけて食べるのが通な食べ方とされる。
なみえ焼そばの定義
その1  中華麺の太麺を使う
その2  具材はモヤシと豚肉を基本とする
その3  ソース味であること
なみえ焼そば年表
1950年頃 なみえ焼きそば発祥
1979年頃 家庭調理用太麺発売
2010年4月 なみえ焼そば提供店舗21店舗

 浪江焼麺太国の検麺(認定)を受けたお店では、「馬九行九(うまくいく)なみえ焼そば」のお皿で提供されます。お皿には、地元の大堀相馬焼に300年以上伝わる、開運成就を意味する九頭の馬が描かれています。九頭の神馬、左馬が幸運を呼ぶ馬九行久(うまくいく)。左馬は絵馬に描かれるように、縁起が良く、右に出るものがいないということからも、勝負に強いといわれています。また、十二支の馬は、方位としては南に位置しており、人間でいえば頭、つまり頭角を現すということからも、秀でる、優れているという意味を含めて運気をあげると伝えられています。


食べ放題の変質

2013年11月10日 10時14分19秒 | Weblog

            納豆食べ放題では35パックを食べ新記録を達成(東京都世田谷区の「納豆工房せんだい屋池尻大橋店」)
 食べ放題と言う文化は、日本独自の文化なのか?は、分からないが、この食べ放題は根強い人気があり、色んな所で行われている。
 真っ先に思い出されるのが、食べ放題バイキングである。これは、「品川プリンスホテル」なんかでも行われているが、一定の金額を払えば、そこで提供される料理はすべて食べ放題(時間制)である。ホテルのランチバイキングはすさまじいものがある。肉料理、野菜、デザート、カニ料理も食べ放題なのである。これだけ種類が多いと、本当に満腹になってしまう。本来は、数少ない種類しか食せない食べ放題が主流であったが、このように、料理も和食・中華・洋食等制限なく食べれるのは素晴らしいものがある。
 食べ放題で、一時こぞって行ったのが、「焼肉食べ放題」である。これは、今でも多くの焼き肉店で行われている。焼肉食べ放題は、肉の種類も多いし、また、野菜や海産物も焼き放題の場合が多い。これは一世を風靡した。昔は牛肉など高くて庶民の手に入らなかったものが、食べ放題で好きなだけ食べれるという点が大きな魅力であった。埼玉にある「すたみな太郎」では、焼肉、海産物、野菜、ハム・ソーセージ、デザート、寿司、カレー、ご飯、味噌汁・スープがすべて食べ放題となる。これは、けたたましい内容である。そこに行けば、焼肉も寿司もデザートもカレーライスも、すべて食べ放題。これは、子供にとっても天国である。しかも、決まった金額さえ払えば、その後の追加料金の心配もない。
 定食で、ご飯・味噌汁・キャベツが食べ放題の店もある。とんかつ「和幸」や「さくら水産」のランチ定食がそうである。さくら水産は、ご飯・味噌汁食べ放題のほか、生玉子が食べ放題なのである。僅か500円の定食を頼めば、これらが食べ放題となる魅力がある。
 しかし、このように色んな種類の料理が食べ放題とは違って、単品のものが食べ放題であることに魅力があるということで人気が出ているものがある。 東京・池袋の商業施設、「Esola池袋」地下一階に、クッキー専門店「アントステラEsola池袋店」がある。9月下旬の開店からすぐに行列ができる人気店になった。880円を支払うと、1時間にわたって約16種類のクッキーが食べ放題(ワンドリンク付き)になるのが売りだ。
「自分のペースで楽しく食べられればいい」(19歳女子大生)という女性客が多く、これまでの記録は30枚。「チョコチップクッキー」は、さくさくとしながらもしっとりとした食感でおいしい。運営するアントステラ(東京・渋谷)によると、「濃厚な味わいに仕上げるために、バターをふんだんに使っている」という。直径は7センチと大きい。
 
次は「納豆工房せんだい屋 池尻大橋店」(東京・世田谷)。780円のごはんやみそ汁などがついた定食を注文すると、8種類の納豆が食べ放題となる。時間は午前11時から午後3時までだ。この日が3回目という26歳の男性会社員は「納豆の食べ放題は他にない。価格も安いので、つい来てしまう」と話す。運営するせんだい(山梨県笛吹市)によると納豆はすべて自社製だという。従来記録は34パック。
 いずれの単品食べ放題も狙いは話題づくり。アントステラは「人通りの多い立地で知名度を高め、他店への波及効果を期待している」という。せんだい屋は工場に近い山梨県の店では、納豆の詰め放題イベントをしている。だが、「都内に納豆を大量に送ると採算が合わない。納豆がさほど必要ない販促策として食べ放題を選んだ」という。
 
単品食べ放題、最後は東京・神田の「THE・有鳥天酒場」。店は30~40歳の仕事帰りの会社員であふれる。お通しと料理、飲み物を注文すると100円で鶏肉の唐揚げが食べ放題になる。ルールはこれまでの2店と異なり、「唐揚げだけ食べるのではなく、違う食事や飲み物も注文してほしい」(店長の櫻井隆央さん)。指示に従い、冷やしトマトやビールなどもあわせて注文。唐揚げは最初は3個運ばれてきて、その後のおかわりは2個ずつ。2回ほどおかわりをすると「他の注文をお願いします」との声がかかる。客の中には「あのペースでおかわりを催促されたら、食べ放題のお得感はない」(28歳会社員)との声もあったが、単なる「出血サービス」にせず、採算を確保するためだという。単品食べ放題にしたのは「食材を大量に仕入れることで調達コストが抑えられる」ためだ。

 このように、食べ放題と言え、内容が大きく変遷してきている。多くの種類から単品まで。しかし、食べ放題と言うことによる満腹感より、最近はおいしい一品を食する方が幸せと思えるようになってきているのも事実なのである。