Movieな空間

映画大好き人間の気ままな空間です!!

「プア充」と言う生き方

2013年11月04日 10時57分47秒 | Weblog

 「プア充」と言う生き方がある。プア(貧困、所得が少ない)でありながらも充実した生き方を意味する。「プア充」とは貧乏だが人生が充実している人物のことである。
元ネタは書籍「プア充 高収入は、要らない」。収入が少ないプアな状態にも関わらず充実した生活を送ることができる人物であり、貧しいからこそ楽しく豊かな生活を味わうことができるとしている。現実世界(リアル)が充実している人物のことを指す「リア充」という言葉からの派生語。
 高収入を求めず、そこそこ働き自分の生活を充実させていく「プア充」という生き方を宗教学者の島田裕巳氏が提言し、注目を集めている。なぜ「プア充」が支持され、広がるのか。背景には戦後から続いてきた社会の仕組みが大きく変化したことがあるという。関西学院大学社会学部准教授で理論社会学を専攻する鈴木謙介氏(1976年生まれ)が解説する。
 日本型雇用と日本人が共有してきた「成長のイメージ」は密接に関係していた。「正社員として入社し、定年を迎えるまで会社に勤めれば豊かになれる」という人生設計の階段(あるいはレール)が見えやすかった。昇進が決まったサラリーマンは「俺も今度は係長になるし、家を買おう!」といった考えを持てた。
 ところが、今の雇用環境を見ると、安定した正規雇用の口が少ないだけでなく、仮に正社員の職を得たとしても「出世の階段」の意味が大きく変わってしまった。かつては出世して中間管理職になれば、ある程度は部下に仕事を任せる「マネージャー」業務が主であった。
 ところが、近年は出世をしたとしても求められるのは「プレーイング・マネージャー」の役割だ。自らも成果をあげながら部下を管理する役割を求められるようになった。ビジネス環境の変化に加え、不況で採用人数が減らされてきたため、部下に任せるだけでは業務が回らない。
 そもそも正社員になれない若者は言うまでもなく、正社員の若者も「出世は忙しさや辛さに直結するもの」ととらえるようになってきた。これまで幸せだとされてきたライフコースが敬遠されるようになったのだ。
 これだけでは単なる「プア」にも思えるが、さらに要素として加えられるのが「プアでもそこそこ充実した生活が送れるサービス・環境の拡大」という点であろう。デフレが20年も続き、企業は安くてそこそこ質の良い商品を提供する努力を続け、そうしたサービスの質は格段に高くなった。

 昼食に280円の牛丼を食べ、100円払えばTSUTAYAでDVDを借りられる。高級ワインは飲めないけれども、2000円もあればスーパーで売っている格安ワインや第3のビールを友人たちと飲んで楽しむことはできる。高級品・サービスとの差異がどんどん感じにくくなってしまった。

 各種調査を見ていると「これからは心の豊かさに重きをおきたい」と考える国民の割合は、1970年代からおおむね上昇傾向で推移してきた。だが、結局は1990年代頃までの「心の豊かさ」とは、優雅に高級ワインを飲むといった「お金で買うもの」であった。

 それが1990年代以降の長いデフレ期間を経て、「お金」と「心の豊かさ」が本格的に切り離されるようになってきた。「プア充」が拡大することの本質はそこにある。


おめでとう!!楽天日本一!!

2013年11月04日 10時25分39秒 | Weblog

 残念ながら、我が巨人軍を破り、楽天が日本シリーズを制し、日本一に輝いた。あの粘りのある打線、力投を見せた美馬、則本、田中という3投手による継投の素晴らしさ等、楽天の強さが巨人より1枚上だったと感じた。田中は、前日160球の力投を見せ最終回まで投げ抜いた翌日なのに、リリーフ登板した。本人からの強い要望でのことのようであるが、あれだけ酷使し、しかも、自分の責任で負けたことへの悔いからか、あり得ない登板劇となった。しかし、この点はりっぱである。本人も大きく成長したことであるが、妻である里田まい(おバカキャラで風靡したが・・・)の強い支えがあってのことだとも感じる。球団創設僅かにして、初めてのリーグ優勝した上、日本一にも昇り詰めた楽天、「おめでとう!!」と言いたい。敵ながら、素晴らしい球団であった。現役時代からも含め、星野監督は初めて日本一に輝いた。あれだけの投手でありながら、しかも監督時代も日本一に輝かなかった経歴に、大きな足跡を残した。
 原監督が言うように、今のジャイアンツは「発展途上のチーム」であろう。勝たねばならぬ時に力を発揮できるのが完成されたチームであるなら、そこまで行っていない未完成の発展途上のチームと言うことになるのかもしれない。川上哲治が逝去し、その遺影に日本一を報告したかったはず。奇しくも、川上監督時代に連続日本一9回という「V9」達成から、巨人は日本一を連覇したことがなく、今回はその歴史を変える重要な日本一を意味していたが、それはかなわなかった。あの、王・長嶋を擁していた時代、堀内投手や森捕手が鉄壁の布陣を作っていた時代に近づけるチャンスであった。とても残念である。来季こそまた、巨人軍を再構築し、日本一連覇を必ずや成し遂げていきたい!がんばろう!!Go Go GIANTS!!