Movieな空間

映画大好き人間の気ままな空間です!!

感動のラスト『ファンタスティック4』

2008年02月23日 21時20分08秒 | Weblog

 前回のVFX駆使した迫力映像からは、多少見劣りがするが、今回の『ファンタスティック4~銀河の危機』(2007年アメリカ制作)は、中々見せる場面が多い。前作で超能力を得たF4は、Dr.ドゥームを倒し一躍有名人になってしまう。そして、リードとスーは全米の注目を浴びる中、結婚式を挙げる事になった。ご存知、アメリカ人気コミック「マーベル」のスーパーヒーロー物語である。
 世界中で異常現象が起こる中、アメリカはそのメンバーの二人、リードとスーの結婚式の話題で持ちきりだった。しかし挙式当日、NYで式を行う彼らの上を謎の閃光が駆け抜けた。これにより上空を飛んでいたヘリが墜落。“ヒューマン・トーチ”ジョニーが閃光を追うと、そこには銀色の未知の生命体――シルバーサーファーがいたのだった。
マーベル・コミック大人気シリーズの映画化第2弾。彼らの今回のライバルは、コミックシリーズはもとより、マーベル・コミック全体でも1、2の人気を争うキャラクターであるシルバーサーファー。世界に異変を引き起こすシルバーサーファーに対して、“Mr.ファンタスティック”ことリードら4人が立ち向かっていく姿を描いていく。それぞれの能力を活かしたアクションはもちろん、リードとスーの結婚やジョニーの心境の変化など、人間ドラマの部分も充実している。前作以上にエキサイティングで心を動かされるエンターテイメントに仕上がっている。
 異星人であるシルバーサーファーも、巨大な暗黒生命体に自身の星を守るため、やむなく仕えていただけなのだ。スーの前に現われたシルバーサーファーは、軍のミサイルを自分の体で防御し、スーを守ってくれた。地球を滅ぼす使者であると思っていたシルバーサーファーは、実は、本当の敵ではなく、心が通じ合える相手だと確信する。暗黒生命体に仕える事で、自分の星の彼女を守ろうとしていたのだ。「あなたを見ていると、私の彼女を思い出す」、シルバーサーファーは、スーに言う。やがて、F4は、シルバーサーファーとも力を合わせ、巨大な暗黒生命体を倒すため共に動き始めるのである。
 今回は、人間的な側面を多く見せるF4のメンバーそれぞれが面白い。結婚式の最中でも、携帯情報機の音量を切らないリード、素敵なウェディングドレスが似合うスー(ジェシカ・アルバ)等、見所満載である。シルバーサーファーの、人間味あるところも、非常にいい味を出している。

【ストーリー】
 日本の駿河湾の凍結、エジプトの降雪、ロサンゼルスの大停電など世界各地で異常な現象が頻発していた。そんなころ、ファンタスティック・フォーのメンバーの2人、リード(ヨアン・グリフィズ)、スー(ジェシカ・アルバ)は結婚式の準備に大忙し。本当はリードは世界で起こっている異常現象に興味があるものの、挙式を楽しみにしているスーの手前、本心を隠し、ヘイガー将軍(アンドレ・ブラウアー)からの調査依頼も断っていた。しかし挙式当日、ニューヨークにも謎の閃光が現れると突風が吹き荒れる怪現象が発生、取材のヘリコプターが墜落するなどして式は台無しとなってしまう。ジョニー(クリス・エヴァンス)は火の玉となってその閃光を追いかける。閃光の正体は、銀色のサーフボードのようなものに乗った、これまた全身銀色の謎の異星人であった。追撃に失敗するジョニー。しかし、かれは異性人との接触によって不思議な能力を身に着けていた。触れた相手と超能力が入れ替わってしまうのだ。ベン(マイケル・チクリス)がふざけてジョニーに触れると、ベンが人間の姿に戻る代わりに、ジョニーの全身が岩になってしまった・・・。さらに、ヘイガー将軍の要請で、シルバーサーファー(声・ローレンス・フィッシュバーン)と名づけられた謎の異星人の研究を続けていたリードは恐ろしい事実に気がつく。それはシルバーサーファーがやってきた惑星は、8日以内に必ず滅ぼされてしまうというものだった・・・。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿