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B級グルメ道106 香ばしい鰻の蒲焼弁当「まるます家」

2012年05月13日 21時53分42秒 | Weblog

 赤羽に出かけたついでに、夕飯の材料を買おうと考えたが、あまり適当なものが見つからなかった。ブラブラとしながら一番街を通っていると、香ばしい匂いがしてきた。そう、赤羽で昼間でも超満員の呑み助が集まる場所がある。赤羽「まるます家」である。ここは、鯉とうなぎの料理で有名な店なのであるが、午前中からやっている居酒屋でもあるので、店内のカウンターやテーブル席は、常に満杯のお客の状況なのである。なぜ昼間っからこんなにお客が入っているのかというと、もちろん料理がうまいからである。そして、ほどほどに安い。しかも、料理の種類が凄まじく多い。これだけの品数があれば、どんなお客の要望でも答えられるのである。壁一面に、書かれたお品書きの札が隙間なく貼られている。
 私の場合は、この店で食べるつもりはないので、弁当をお土産に持って帰ることにした。ここでの弁当は、当然「うな重」弁当である。しかし、うなぎが高騰しているため、この店の定番だった1,000円のうな重弁当は、現在は扱っていない。うな重弁当の値段は、1,500円、1,700円、2,000円の3種類であるが、あまり高額の支払いとなるのは勘弁なので、最も安い1,500円のうな重弁当を依頼。家族分も含めると、結構な値段になる。海流異常の関係で、日本近海ではうなぎの稚魚を捕獲できないため、うなぎが高騰しているのである。うなぎは、日本人にとっては、なくてはならない食材なのである。鮪の養殖が近畿大学で成功したように、うなぎも卵の段階から養殖できれば、海で捕れなくとも、値段の高騰はないのであろう。稚魚からでしか養殖できないため、稚魚の漁獲量が少なくなると、極端に値段に影響が出てしまうのである。
 炭で焼いている鰻の蒲焼の香ばしさが、店の外で待っている私にも、激しく伝わってくる。炭で焼かれたうなぎの、なんとも香ばしい、旨そうな香りがたまらない。この「まるます家」の蒲焼は、非常にうまい。タレも甘味を抑えた味で、非常にご飯に合うのである。ふっくらと焼き上げられた鰻の蒲焼、そして、甘味を抑えた香ばしいタレがかかっている。この蒲焼をご飯と共にいただく。実にうまい!!香ばしく、絶妙な味なのである。うなぎは、先週も東松山の「料亭 坂本屋」で食べたが、焼き加減や味は、この「まるます家」の方が上だろうと感じる。それほど、伝統の味がきらめいている鰻の蒲焼なのである。

         鯉とうなぎのまるます家 - 料理写真:うなぎ蒲焼 1,000円