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【翌檜考①】正直スーパー「OK」

2009年10月12日 20時34分23秒 | Weblog

            Okhonsha.jpg 
 このシリーズ【翌檜考】では、今後成長が認められるとか、画期的なものを色々挙げて、ご紹介していこうと思う。翌檜は、「あすなろ」と読み、「明日は檜(ひのき)になろう」と頑張っている木なのである。しかし、結局は檜になれない、可愛そうな木であるのだが(井上靖『あすなろ物語』より)、結果はどうあれ、頑張っているものや注目されるものを特集していきたいと思う。
 第1回は、スーパーマーケットを展開している「OK」。ここの社長は、御年81歳ながら、このスーパーの展開について精力的に頑張っている。オーナーは飯田紋次郎の三男・飯田勧で、長男・飯田博が酒卸問屋・岡永の会長兼「日本名門酒会」最高顧問、次男・飯田保が居酒屋チェーン「天狗」のテンアライドの最高顧問、末子の五男・飯田亮がセコムの最高顧問という、中々の優秀な兄弟に囲まれている家系なのである
。父親が非常に厳しく、通常の就職は絶対認めない人だったらしく、兄弟それぞれは、起業家の道しか選べ無かったと言う。この「OK]スーパーは、この消費が大きく落ち込んでいる現代において、常に売り上げを伸ばしているのである。何故、消費が低迷しているこの時に、これ程成長できているのかには、秘密がある。売り上げを伸ばしている「王将チェーン」や「マクドナルド」同様、経営の方針が、他に無い良いものを持っているからなのである。
 先ず、この「OK」には、特売日と言うものがない。年中安売りなのである。良い物を地域一番の低価格で提供するというコンセプトを持っている。「当店には特売日はありません。Everyday Low Price (= 毎日安い)です」というモットーが掲げられている。これは、一括大量仕入れによるもので、兎に角安い。メーカーが多く作りすぎたりした場合は、大量に安く仕入れるのである。「他店より高い場合はお申し出ください。他店より1円でも安くします」ということで、他店のチラシ等を見せれば、その価格よりも安くしてくれる上、その後の価格を、その価格に表示変更して売ってくれるのである。なんか、電気店のコジマやヤマダのようである。
 次に、「オネスト(正直)」であることを社是としている。何故、ニンジンが安いのかを、「オネストカード」に理由を表示する。この内容を見て、消費者は安心して購入できるのである。「このパイナップルは、長雨のため天候に影響され、甘みが弱いです」等の表示と共に、値段が格安なのであるが、この理由で納得して消費者が購入できるのである。何故安いのかの理由が分かれば、そのことを了解して購入することが出来るのである。この点が、素晴らしい。この正直であることは、社長の父親が常に言っていた事らしく、このことを忠実に守っているのである。
 3番目に、店内は非常に綺麗に整備されており、カートが通る通路も広い。しかも、品数や量が凄い。このため、大量に買う人が多い。見ていると、これもあれも欲しくなってしまう。うれしくなるくらい豊富な品揃えが堪らなく魅力なのである。
 4番目に、コスト削減が徹底されている。レジ袋は、20年前から有料化されているため、ほとんどのお客は、自前の袋に入れて買った物を持って帰る。大量に買った人は、たくさん置いてあるダンボールで持ち帰る。このことで、ダンボールの処理コストも削減しているのである。
 その上、100円で「オーケークラブ」に会員登録すれば、3%引きに買った物がなると言う得点もある。
 このように、素晴らしく良いスーパーなので、本当によく行く。車で数分のところにあるのだが、このコンセプトに参ってしまった。本当に、店が綺麗で安く種類が豊富なのである。このようなスーパーは、あまりほかに無い。安く売っているスーパーはあるが、安かろう悪かろうであり、しかも、OKほど安くも無い。このスーパーを今後も大事にしていきたいと思うのである。

【OKの経営方針】       OK 高品質・Everyday Low Price
 品質の良い商品の中から、価値のある商品・美味しい商品・鮮度の良い商品・
  健康に良い商品・便利な商品を慎重に選んで販売しています。

Everyday Low Price 毎日が特売です。
  だから、オーケーには特売日がありません。
  毎週月曜日に商品情報を発行して、新商品・値下げ商品等をお知らせしています。

『万一、他店より高い商品がございましたら、お知らせください。値下げします。』
  のポスターを掲げ、ナショナルブランド商品については、
  地域一番の安値を保証しています。
  ※賞味期限が間近になった商品の値下げ販売、及び換金のための値下げ販売については、
    競合店対抗値下げの対象から除外させていただいております。


 競合店の売価を調査し、
  オーケーの価格が競合店の価格(特売品・目玉品を含む)より高い場合、
  私たちは、『競合店に対抗して値下げしました。』のPOPをつけ、
  値下げして販売します。だから、オーケーで買って損をすることはないのです。

 生鮮食品については、
  高鮮度・美味しさ・高品質を先ず吟味し、その上で安さを訴求しています。

『更にお買徳』
  当店が普段取り扱っている商品が一時的に普段より安く買える時があります。
  仕入先が私たちへの納入値段を下げた時、私たちはその分を値下げし、その商品がなくなるまで
  『更にお買徳』の表示 をつけて販売しています。

『特別提供品』
  特別提供品のPOPが付いている商品は、当店では普段取り扱っておりません。
  お買い得なので特別に買い付けた商品で、売り切れじまいです。

OKホームページ>>http://www.ok-corporation.co.jp/launch.php?PFT=p0301