世の中の動きをあきらかに

人の動きは、海のように・・暖流と寒流、強いものと弱いもの。
ことば、行動、実体・実績。

梅雨前線は北上して東北地方に。・・・いよいよ西日本から梅雨明けかあ 2023.7.15

2023-07-15 06:16:11 | コラム
今朝、蝉が鳴いてた。
梅雨明け宣言、2023.7.15。

梅雨前線。
前線は気団の境目と地上との境界線だから、今年は前線の上空に広がる空気の境界面が、南にずっと伸びている、ということですね。
 前線通過で梅雨明け、と宣言したいところが、国民感情としては、まだ曇って雨が降ってるのに、梅雨明けはおかしい、ということだろう。
ですが、蝉が鳴いてた。

雨雲レーダーをみると、雨雲は前線の南側で、広くなっている。
冷たい空気の押す力が強いためと考えるので、冷気が強い。
それで、前線の南の暖気と、前線の北の冷気の温度差が大きいために、
上昇気流が強まり、集中豪雨のような雨が降ったのだろう。
 線状降水帯、が多発しているが、常時湿気が供給されて、雨となって降ってきて、河川が増水する。
なぜ線状降水帯か、というと、1.日本近海の海水温が高い+2.太陽光の日差しが強すぎる、ということでしょう。内陸ほど暑い。
1.は地球温暖化、といえるかもしれないが、2.はPM2.5などによるオゾン層破壊でしょう。
CO2削減だけでは、いまの異常災害には対応できないぐらい、自然界の破壊は先へと進んでいる。オゾン層破壊は、PM2.5のような微粒子が大気の上空まで上昇して、オゾンO3と結合して、消失させているのでしょう。
早く気が付いてよね。

 では、雨の量が何トンぐらいになるのだろう。
 雨雲が500mぐらいとすると、位置エネルギーはどれぐらいだろうか。
100mm/時間の降水量が、1時間、流域面積100m×100mの地域に降ったとすると、0.1m×100m×100m=1000m3。
水1m3=100cm×100cm×100cm×1g=1000000g=1000kg=1tだから
1000m3=1000t。
すごい。計算してみると、驚異の数字だ
お風呂のお湯が200Lとして、200kg。1000t/200kg=5000倍。
これが川に流れ込んでくる。
川の高低差が位置エネルギー(水頭)で、流れになって運動エネルギーに。
土石流や河川氾濫に。

上空の雲で、位置エネルギーは、mghで、1000t×500m=500000t重。
なんかピンとこないけど、照り付ける太陽光のエネルギーが、主に海水や陸上を温めて、水を蒸発させる。
気化熱と上昇する位置エネルギーに代わる。
それだけ、地表が涼しくなったということか。
川幅とかでの流量計算はよく分からないが、河川の堤防の放出流量計をみれば、どれだけ海へながされていくか、確認できるなあ。
 今度、河口堰へいってみるかなあ。
一級河川は国土交通省で、流量管理もしているだろうが、
県や市の管理する2級3級河川もそうしてほしいものだ。
 流量m3/s=川幅m×高さm×流速m/s
ただし流速は、川岸や川底あたりが遅くて、中央部分が早いという速度分布だっただろうから、右に弓なりの曲線で、それを積分しないといけないから、ちょっと複雑だっただろう。また雨量によってもかわるが、そういうデータはあるんじゃないかなあ。ないのかなあ、なにしてきたのかなあ。
一時間あたりは、×60sec×60min=×3600倍。

流域面積が1km×1kmとすれば、1000t×100倍=100000tの水が川に流れ込むと。

災害は雨の量だけで起きるものではなく、山を削ったとか、道路をつけたとか、土手が低かった、河川敷がなかったとか人為的な条件が重なって起きている。
雨だけで山が崩れるのは、熊本災害で見るように、450~500mmぐらい集中的に降ったときだ。
災害防止のために、雨量と河川流量とを統合した形で、気象庁と国土交通省や河川維持課を統一的に情報交換し、計算結果をリアルタイムで公開し、
 また災害指定地区には、県や市町村が、道路や住宅で山を削った、崖を削ったとかいう条件で、細かくピンポイントで指定して、避難誘導してほしいものだ。
地域全体避難とかいうアバウトな指示はやめて、時間と経費を節約してほしい。それぐらいの能力はあるんじゃないかなあ、役所の人には。
実際1万人の住民が、どうやって数か所の公民館や学校に避難,できるというのか。ただ防災の可能性を指示しましたので、役所の責任は果たしましたよ、というあまり現実に則してない無責任な、防災体制だと思う。

 そうすれば、人為的な原因をはっきりさせて、役所が自分で自分を責めることになるんだけど、それが再発防止策なのにねえ。は
 国連のSDGsとかいうけど、絵にかいた餅ですね、現実。